出版社内容情報
鎖国下にも脈々と続いていた日本とイギリスのつながり。300点余りの地図、手紙、古写真など貴重な史料、図版と詳細な年表により、江戸初期からアヘン戦争を経て明治維新にいたるまでの両国関係の歩みを読み解く。
内容説明
江戸時代の日本とイギリスの関係を約300枚の画像からビジュアルに紹介。横浜開港資料館の所属する逸品のほか、日本とイギリスに残されていた新出資料も掲載。
目次
第1章 日英の出会い
第2章 「鎖国」日本とイギリス
第3章 イギリスのアジア進出
第4章 開国前夜
第5章 アジアの戦乱と開国
第6章 開港都市
第7章 攘夷と維新
歴史探訪と資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
組織液
8
横浜開港資料館企画の「七つの海を越えて」の関連本です。知らないことも多くかなり勉強になりました。西川正休『長崎夜話草』にある「此国の人は紅毛よりは義強く心猛き風俗にて、貪るこゝろすくなきにや。おのれよりねがひて渡海を止めしも (1623年の平戸撤退) 世のいきほひを能見知たるゆへにやと覚ゆ」と、オランダ人よりも「義」が強く貪欲ではないこと、世界情勢を見極める力があること、というイギリス人評価は、今のネットでの扱いと比べるちょっと笑いますね。2022/03/14
Go Extreme
1
日英の出会い:私掠とプリマスの日本人 大航海時代のアジア ウィリアム・アダムズ セーリス来航 イギリス商館の活動 鎖国日本とイギリス:鎖国下のイギリス情報 リターン号の長崎来航 日本人のイギリス観 英語で記された日本 イギリスのアジア進出:ラッコの毛皮 ナポレオン戦争とフェートン号事件 ラッフルズ 開国前:阿片と地方貿易商人 漂流民とモリソン号 アヘン戦争 アジアの戦乱と開国:クリミア戦争 日英協約 アロー戦争の勃発 開港都市:自由貿易帝国主義 イギリスの対日貿易 攘夷と維新:生麦事件 歴史探訪と資料2021/10/13