内容説明
ルイ十三世と宰相リシュリューの執政、そして長期にわたるルイ十四世治世下のフランス文学を解説。三大劇作家コルネイユ、モリエール、ラシーヌをはじめデカルト、パスカル、ラ・ロシュフコー、ペローなどが活躍した時代を、「想像力」「よき趣味」「過剰な才気」の三つの特徴に分けて紹介する。
目次
第1部 想像力の時代―一五九四~一六四三年まで(十七世紀と文学における想像力;詩学、修辞学、散文;会話体(パロル)の小説とバロック詩
演劇への注目)
第2部 趣味の時代―一六二四~一六七五年まで(十七世紀と文学趣味;厳粛なジャンル;社交界、散文、詩、喜劇;悲劇と宮廷劇;ポスト=ルネサンス―モリエール、ラ・フォンテーヌ、ボワロー)
第3部 「才気」過剰?―一六七五~一七一五年(試練に立つ「古代派」;「古代派」と「近代派」のあいだで;攻勢をかける「近代派」)
著者等紹介
原田佳彦[ハラダヨシヒコ]
1944年生まれ。1972年学習院大学人文科学研究科修士課程修了。フランス文学・ヨーロッパ思想専攻。学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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