出版社内容情報
19世紀の幕開けから普墺戦争まで、ナポレオンからビスマルクまでを網羅する、泰斗による本格的な歴史書。バランスのとれた解釈の「全体史」。
内容説明
名著の誉れ高い「新しい古典」、待望の邦訳。19世紀の幕開けから普墺戦争まで、ナポレオンからビスマルクまでのドイツ近代の歴史を幅広く叙述した「ドイツ史三部作」の嚆矢となる金字塔。各分野の研究成果を採り入れ、総合的・全体的に把握した、画期的な大著。図表多数収録。
目次
第1章 大変動(帝国の終焉―ナポレオン支配下のドイツ;大いなる改革;大いなる戦争と困難な平和)
第2章 生活、労働、経済(人口;家庭、性、世代;日常生活;農業と農村社会;産業化;手工業;下層民‐工場‐社会問題;少数派の問題―ユダヤ人;市民的社会)
第3章 復古期と三月前期―一八一五‐一八四八年(改革期の終わり―憲法と復古体制;大いなる運動;国家と諸邦;ドイツの政治とヨーロッパの政治;七月革命の影響;ドイツの政党の形成と変容;三月前期)
著者等紹介
ニッパーダイ,トーマス[ニッパーダイ,トーマス] [Nipperdey,Thomas]
1927~1992。ドイツ・ケルン生まれの歴史学者。ゲッティンゲン大学、ケルン大学、ケンブリッジ大学で学び、博士学位は初期ヘーゲルに関する論文で取得した。その後、哲学から歴史学に転じ、論文「1918年以前のドイツ諸政党の組織」で教授資格を取得した。最初にカールスルーエ工科大学の歴史学教授に就任し、次いでベルリン自由大学に招聘されて哲学部長を務めた後、1971年から亡くなるまでミュンヘン大学の歴史学教授として活躍した。「19世紀ドイツ史三部作」で「ミュンスター市歴史家賞」、「ドイツ歴史家賞」の栄誉に輝いた
大内宏一[オオウチコウイチ]
1946年生まれ。ドイツ近代史。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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