出版社内容情報
ヘーゲル、マルクス、ニーチェ、ベルクソン、ハイデガー、サルトル……主に19?20世紀に活躍した300名超の哲学者を立項解説。もれなく哲学がわかる、考える人の座右の「友」
この事典は、モーリス・メルロ=ポンティ総監修のもと刊行された、『著名な哲学者たち(レ・フィロゾフ・セレーブル)』の全訳をもとにしつつ、それを今日的な視点から増補し、わが国の読者の需要に応えられるよう作成されています。
まず初めに、各巻のサブタイトルどおり包括された「各章」ごとに、メルロ=ポンティによる《総論》が提示されます。次に、時代・場所・学派・主義・傾向などをキーワードとする「見出し」ごとに、著名な哲学者たちの「列伝項目」が続いて、《哲学史要覧》の体裁となります。また、哲学史のなかにおいて画期的と思われる「哲学の巨人たち」は、くわしく紹介すべく、図版とともに《肖像》が描き出され(思潮のなかに挿入されて論じられ)ています。日本語版では情報をアップデートすべく、もれなく翻訳者・監訳者による訳註や《補記》も完備しました。
第1回配本の第三巻は、シェリング、ヘーゲル、コント、マルクス、ニーチェ、ブロンデル、クローチェ、アラン、ラッセル、フッサール、シェーラー、ハイデガー、サルトル……おもに19~20世紀に活躍した300名超の「セレブな哲学者たち」を収録。若きドゥルーズによるベルクソン論の初出文献でもあります。
モーリス・メルロ=ポンティ[メルロポンティ]
1908年3月14日、フランス西部シャラント・マリティーム県ロシュフォール・シュル・メールで生まれる。1945年リヨン大学講師からパリ大学教授を経て1952年、コレージュ・ド・フランス教授就任。リセの教師以外では教職に就くことなく生涯在野に留まったサルトルとは対照的に、フランスのアカデミズムの王道を進んだが、1961年5月3日、パリ・サン・ミシェル通りの自宅自室にて、心臓発作で急逝、享年53歳。計画中の著作の構想メモなどが残された。
加賀野井 秀一[カガノイ シュウイチ]
伊藤 泰雄[イトウ ヤスオ]
本郷 均[ホンゴウ ヒトシ]
加國 尚志[カクニ タカシ]
内容説明
ヘーゲル、マルクス、ニーチェ、ベルクソン、ハイデガー、サルトル…おもに19~20世紀に活躍した300名超の「セレブな哲学者たち」を収録する第三巻。
目次
6 歴史の発見(シェリング;ヘーゲル;コント;マルクス;ニーチェ)
7 実存と弁証法(ベルクソン;ブロンデル;クローチェ;アラン;ラッセル;フッサール;シェーラー;ハイデガー;サルトル)
8 「外部」の哲学者たち(アインシュタインと物理学;ゴールドシュタインと生物学;ソシュールと言語学;モースと人類学;フロイトと精神分析;コフカと心理学;哲学と文学;カール・バルトと神学)
著者等紹介
メルロ=ポンティ,モーリス[メルロポンティ,モーリス] [Merleau‐Ponty,Maurice]
1908年3月14日、フランス西部シャラント・マリティーム県のロシュフォール・シュル・メールに生まれる。リヨン大学講師からパリ大学教授を経て、1952年にコレージュ・ド・フランス教授に就任。フランスのアカデミズムの王道を進んだが、1961年5月3日、パリのサン・ミシェル通りの自宅自室にて心臓発作で急逝。享年53歳。計画中の著作の構想メモなどが残された
加賀野井秀一[カガノイシュウイチ]
1950年生まれ。中央大学文学部仏文科卒業後、同大学院、パリ第8大学大学院に学ぶ。現在、中央大学理工学部教授。専攻は哲学、言語学、文学、メディア論
伊藤泰雄[イトウヤスオ]
1950年生まれ。学習院大学大学院(博士課程)満期退学。大学非常勤講師
本郷均[ホンゴウヒトシ]
1959年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻後期課程満期退学。現在、東京電機大学教授
加國尚志[カクニタカシ]
1963年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了(文学博士)。現在、立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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