出版社内容情報
ドイツ国防軍でなぜユダヤ人救済が行なわれたのか? 軍隊文化の両義性に着目し、「抵抗か協力か」の旧来図式を相対化する。
【著者紹介】
1940年生まれ。政治学・歴史学・哲学を学ぶ。1971年ミュンヘン大学で学位取得。1991年フライブルクで教授資格取得。1971年から1995年にかけて、フライブルク・イム・ブライスガウの軍事史研究所で歴史を研究し、フライブルク大学の歴史ゼミナールで近現代史を担当。ドイツ軍事史家の権威。
目次
歴史研究の問題としての国防軍援助者と救済者
ユダヤ人救済者と「仲間意識」―国防軍における共同体モラルと共同体テロル
アントーン・シュミット軍曹―ヴィルナの救済者
ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉―ワルシャワの救済者
カール・フォン・ボトマー大佐―疑わしきは国際法に則って
ラインホルト・ロフィ少尉―殺人行為の拒絶
エーリヒ・ハイム軍曹―ポーランドとベルギーの戦争捕虜援助者
ヴィリ・シュルツ大尉―ユダヤ人救済者にして脱走者
大尉フリッツ・フィードラー博士―ホロデンカの善人
カール・ラープス軍曹―青少年運動に魅せられた救済者
中尉アルベルト・バッテ博士とマックス・リートケ少佐
ハインツ・ドロッセル中尉―ベルリンのユダヤ人救済者
著者等紹介
ヴェッテ,ヴォルフラム[ヴェッテ,ヴォルフラム] [Wette,Wolfram]
1940年生まれ。作家。1971年博士号取得。1991年教授資格取得。1971年から95年までフライブルク・イム・ブライスガウの軍事史研究所に勤務。1998年以降、フライブルク大学の歴史研究室の現代史員外教授
関口宏道[セキグチヒロミチ]
1941年生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。マンハイム大学、ビーレフェルト大学に留学。玉川大学教授を経て、松蔭大学教授。専攻はドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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