新藤兼人伝―未完の日本映画史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 344,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081488
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

日本映画界を代表する、最高齢の映画監督! その「百年の孤独」な歩みを、昭和史とともにたどる。シナリオも巧みに引用しながら史実を積み重ねた、決定版の評伝。全作品年譜・人名索引付。

内容説明

日本映画百年に屹立する巨人、はじめての本格的評伝。全映画作品年譜・人名索引付。

目次

故郷喪失
瀬戸内流浪
京都悲歌
泥濘の武蔵野
愛妻物語
どん底
待帆荘
大船調
近代映画協会
原爆の子
女の悲劇
裸の島へ
ある映画監督の障害
老いとはなにか
ラストスパート

著者等紹介

小野民樹[オノタミキ]
1947年群馬県生まれ、東京育ち。早稲田大学法学部卒業。同大学院法学研究科修士課程修了。出版社勤務を経て、2007年から大東文化大学文学部教授。編集者として、岩波新書、映画関係、ノンフィクション(ルポルタージュ)などの単行本の編集、「岩波同時代ライブラリー」「岩波現代文庫」の創刊などにたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

北の風来坊

2
逆境を自分のエネルギーにわが道を純粋に突き進む姿に感動しました。 2011/11/29

midnightbluesky

1
本妻と乙羽信子の関係の責任を孫に突っ込まれるくだりがおかしい。女性から見ると孫の指摘は正しいように思える。しかし本書はあくまでも新藤監督の作品を紹介する評伝なので、プライベートの話は二の次ではあるが。2012/02/06

Souichi Tsuji

0
映画監督新藤兼人の生い立ちから人生、業績、各作品について俯瞰で語っている本。これを読んでいると新藤兼人作品を観たくなる、という意味では非常に良くまとまった著作。日本映画史的にも面白い内容なので映画好きなら読む価値あり。2011/09/12

サトル

0
新藤兼人の映画人生、それはシナリオ職人から社会派くそアナリストなどと様々な風評が覆っていたようだが、人生100年時代の先駆者に違いない。評伝は伝記とは違うものらしいが、それにしてもこの本には年表も記されてなく、新藤兼人のシナリオを転載しながら彼の作品解説を遠回りで散発的に記しているだけで、内容も焦点がさっぱりボケている。数々の波乱万丈を乗り越えて来た孤高の人物像も伝わって来ない。溝口健二や内田吐夢に叱責されては同世代の黒澤明や木下惠介を遠くに見やりながら、独立映画作家に徹した姿は今では神々しいものに映る。2020/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3332963
  • ご注意事項