映画大臣―ゲッベルスとナチ時代の映画

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映画大臣―ゲッベルスとナチ時代の映画

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  • サイズ B6判/ページ数 465,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560080023
  • NDC分類 778.234
  • Cコード C0022

内容説明

ゲッベルスの日記を克明に検証しつつ、その天才的なメディア戦略を浮き彫りにする画期的な労作。映画製作や検閲の実態、権力闘争で揺れるその人間像等に多角的に迫る。

目次

序章 ヨーゼフ・ゲッベルスの日記
第1章 「前衛派人物の極めて効果的な仕事」―精通者としての支配者?
第2章 「いまや我々がドイツ映画を掌握している」―映画産業の掌握
第3章 「いまや映画にとっても非政治的時期は終わりを告げた」―三三年から三九年まで 新しい映画への困難な道のり
第4章 「戦争がテーマを与えてくれる」―四〇年から四五年までの映画政策
第5章 「総統は、上映しない方が良いという考えだ」―ゲッベルスと映画の検閲
第6章 「ドイツ的英雄性の映画叙事詩」―プロパガンダ手段としての週間ニュースと記録映画
第7章 「総統はグスタフ・グリュントゲンスがお嫌いだ」―スター崇拝と迫害 新たな照明のもとに見たナチと映画芸術家

著者等紹介

メラー,フェーリクス[メラー,フェーリクス][Moeller,Felix]
1965年ミュンヒェン生まれ。映画史家、映画監督、プロデューサー、ミュンヒェン大学とベルリン自由大学で歴史、政治学、コミュニケーション理論を学ぶ。94年、ベルリン自由大学で博士号を取得。ナチ時代の映画に関する論文を多数発表している。また映画監督としても、ドイツ映画史を緻密に検証するドキュメンタリーを発表し高い評価を受けている

瀬川裕司[セガワユウジ]
明治大学国際日本学部教授。ドイツ文学・文化史、映画学専攻

水野光二[ミズノコウジ]
明治大学理工学部教授。ドイツ文学専攻

渡辺徳美[ワタナベナルミ]
明治大学商学部教授。ドイツ文学専攻

山下眞緒[ヤマシタマオ]
翻訳家。現代ドイツ文化の紹介を中心に広く翻訳活動に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

garth

2
ゲッベルス日記を徹底的に読み解き、第三帝国の映画政策を再現する労作。趣味の悪い上司(ヒトラー)と無責任なディレッタント(ゲーリング)の板挟みになって右往左往するインテリ、みたいなイメージになってしまうのがおかしい。ウディ・アレンに演じさせるといいかもしれない。2009/07/08

fritzng4

1
労作。約20年に及ぶ膨大なゲッベルスの日記を解読しながら第三帝国と映画について浮き彫りにする試み。ナチス政権下において映画はもっと統制されていたのかと思ったらそうでもなく、ゲッベルスは総統と製作そして市場の板挟みになりながら立ち回っていたようだ。更に意外にも戦時下においてもプロパガンダ映画はさほど多くなく且つヒットもせず、娯楽映画が多く製作されていたのだそう。それでもニュースフィルムに環境映像を加える趣向や士気を高める技術的工夫が他国の映画に影響を与えていることもまた事実。ナチ時代の映画を少し見てみたい。2021/04/04

ひろただでござる

0
プロパガンダはさり気なく…2017/03/25

あまたあるほし

0
確かにいま見ても第三帝国の映画って印象に残る。歴史を超越した恐ろしさ。2010/05/31

ラガードー

0
ナチス時代の映画は、プロパガンダ映画といえど政権が作ったものとは限らない。製作会社が作った映画に対してゲッベルスがどう関わったか、作品・時期ごとに紹介されている。 ゲッベルスは、単に規制のために検閲したり、宣伝色を強めたりしたのみではない。むしろ逆のことも行っていた。ゲッベルスの関与は、映画のメディアとしての効果を熟知していたからこそのものだったことが伺える。2018/01/18

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