出版社内容情報
ドイツ法における財産法・家族法・商法に関わる諸概念の本質・意義を歴史的な視点から再考し、その現代的な意味を問う。
内容説明
ドイツ私法における諸概念の歴史的文脈に光を当て、現代の法解釈のあるべき方向性を示唆する重厚な論考群。
目次
第1部 法史(法史的観点からみた寄付および財団制度;フリードリッヒ・モムゼンと新たな損害法;商法としてのローマ法)
第2部 責任論(職業責任の変遷;責任制限;会社持分に対する信託における責任問題)
第3部 損害法(現代ドイツ損害法における法政策と法解釈学;物損法と連帯性;交通事故損害法の今後;損害賠償法に関する現下のドイツでの議論)
第4部 相続法(高齢化社会における相続法の役割―ドイツにおける経験と観察;遺言の自由と遺留分;ドイツ法における企業所有者としての遺言執行者;保護を必要とする近親者の身上の利益のための遺言による事前配慮)
著者等紹介
新井誠[アライマコト]
1950年新潟県に生まれる。1973年慶應義塾大学法学部卒業。1979年ミュンヘン大学法学博士。2006年フンボルト賞受賞。國學院大学法学部教授、千葉大学法経学部教授を経て、筑波大学法科大学院教授(院長)、日本成年後見法学会理事長、信託法学会常務理事、公益信託成年後見助成基金運営委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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