出版社内容情報
実務と理論の架橋たるべく、この間30年の一連の民事手続法の改革・改正を踏まえ、民事訴訟の実務と理論の現在とその展望を示す。
第1巻 民事司法の現在
〔鼎談〕民事訴訟の現在と展望(第1巻) 新堂幸司・高橋宏志・加藤新太郎
*民事司法の現在
第1部 民事司法の現在(1)
第1章 民事訴訟の目的再考――完結したミクロ・コスモスにならないために 伊藤 眞
第2章 司法権の概念と「争訟の状況」 長谷部恭男
第3章 民事紛争解決システムの全体構造への一視角――民事訴訟、仲裁、調停 河野正憲
第4章 民事訴訟法学と方法論 松本博之
第5章 判例による民事訴訟法の法創造 三木浩一
第6章 紛争解決制度へのアクセス 長谷部由起子
第7章 近隣紛争の解決システム 尾崎一郎
第8章 心理学と民事訴訟 菅原郁夫
第2部 民事司法の現在(2)
第1章 民事訴訟の位置づけ 山本和彦
第2章 「救済の方法」論の展開・概観――「救済法」論の日米比較をもとに 川嶋四郎
第3章 民事訴訟における弁護士の役割 加藤新太郎
第4章 企業法務と弁護士の役割 中村直人
第5章 民事紛争における交渉実務――国際契約紛争に関連して 柏木 昇
第6章 弁護士の隣接仕業の位置づけ――司法書士・弁理士・税理士・行政書士 千田 實
第7章 裁判補助官職の権限と役割――審理の充実と迅速化を踏まえた裁判の適正化をめざして 池田辰夫
第8章 ADRの現状と課題 山田 文
第9章 法曹養成の一つのあり方――フランスの場合 徳田和幸
【著者紹介】
東京大学名誉教授・弁護士
内容説明
実務の中に理論を見いだし、理論をまた実務から検証する。そして、また、平成の民事訴訟の実務と理論の現在とその展望を示す。
目次
第1部 民事司法の現在(1)(民事訴訟の目的再考―完結したミクロ・コスモスにならないために;司法権の概念と「争訟の状況」;民事紛争解決システムの全体構造への一視角―民事訴訟、仲裁、調停;民事訴訟法学と方法論;判例による民事訴訟法の法創造 ほか)
第2部 民事司法の現在(2)(民事訴訟の位置づけ;「救済の方法」論の展開・概観―「救済法」論の日米比較をもとにした若干の展望について;民事訴訟における弁護士の役割;企業法務と弁護士の役割;民事紛争における交渉実務―国際契約紛争に関連して ほか)
著者等紹介
新堂幸司[シンドウコウジ]
東京大学名誉教授、弁護士
高橋宏志[タカハシヒロシ]
中央大学大学院法務研究科教授
加藤新太郎[カトウシンタロウ]
東京高等裁判所判事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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