クール―脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか

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クール―脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532356910
  • NDC分類 675.2
  • Cコード C0033

出版社内容情報

スマートフォン、クラフトビール、「ノームコア」はなぜ流行ったのか?最新の脳科学が教える、消費と選択の秘密。

内容説明

アップル、クラフトビール、SUV車、ノームコアは、こうして広がった。「無意識」が明かす消費と経済の秘密。

目次

第1章 消費のなぞ
第2章 脳のなかの3人の消費者
第3章 脳をとりこにする「クール」
第4章 消費者は進化する
第5章 地位をめぐる競争と、反逆本能
第6章 ダーウィン、買い物に行く
第7章 反逆者のクール―『理由なき反抗』、男らしさ、そして商品化したクール
第8章 ドットコム・クール―サブカルチャー、イノベーション、倫理的消費

著者等紹介

クウォーツ,スティーヴン[クウォーツ,スティーヴン] [Quartz,Steven]
カリフォルニア工科大学教授。専門は認知科学、神経経済学、科学哲学。カリフォルニア工科大学社会認知神経科学研究所で主任研究員を務める。カリフォルニア州マリブ在住

アスプ,アネット[アスプ,アネット] [Asp,Anette]
政治学者。専門はパブリック・リレーションズ、コミュニケーション。ニューロマーケティングの第一人者。カリフォルニア工科大学社会認知神経科学研究所にてプロジェクト・マネージャーを務め、現在は民間の大手通信会社でコミュニケーション・マネージャーを務める。ストックホルム在住

渡会圭子[ワタライケイコ]
翻訳家。上智大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりやまたけよし

30
クールなものが何でいいのかという本と思ったら、消費について深く洞察した内容でびっくりしました。自分の脳はそんな風に思わないよな~ということばかりでした。常識脳なのかな。2019/08/11

るっぴ

23
実験データを基に分析してある。クールな商品をいかに選ぶか。2016/07/16

A.T

17
人の消費行動がなぜ流行をつくるのか素朴に感じていたが、この本で納得。そして、残念ながら以前の流行はけして戻ってこないということも。1950年代から1990年頃までの(著者が命名した)「反逆者のクール」の時代、1990年代から現在の「ドットコム・クール」の時代という2つのまったく別の消費行動の原理を知れば、日本のわたしにもそれは実感できる。このことは、ファッションなどに限ったことではなく時代の流れそのものの投影だから、自分自身が単純に保守的になって先祖返りしても孤立するだけだということが感じられた。2018/01/20

小木ハム

16
階級社会において、私達は地位=COOLをお金で買っているというお話。生きていくだけなら実はお金はそんなに掛らない、だけど承認欲求を満たす為にはクールなものを身につけ社会的パートナーとしての価値を他者に見せつけなければならない。『模範的』に対となる『反抗的』の評価軸を作る事で社会的地位が確保される(トップランナーが1人⇒2人に増える)、評価軸の多様化は競合を減らして幸福の総量を増やすという話は面白い。社会的利益をもたらす消費パターンとCOOL(地位の向上)が連動できれば、持続可能社会も夢じゃない。2019/06/09

GASHOW

9
面白い本だった。脳科学でよくある話がCOOLを選ぶ点で解説されていた。かっこいいものに敏感な人とカッコ悪いことは嫌だということに敏感がある。そのあたりが攻めるファッションと外さないファッションの差なのかもしれない。クジャクは種として派手だが、人間はそこまでではないがセンスが良いものの生き残りが我々なのだろうか。だっさい人がパートナーをつくれないというのは進化のなかの正しい選択だといわれればなっとくもする。2017/04/24

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