内容説明
3・11東日本大震災は、1つの成長優先文明の終わりを告示した。私たちは、豊かさとは何か、貧困とは何か、幸福とは何か、を真剣に再考する時期にある。グローバル化の無批判的な受容からポスト・グローバル化の時代へ、モノ優先から生きがい重視の幸福社会へ。世界と日本の具体的な実例から、移行の展望を描き出す。
目次
第1部 ポスト・グローバル化期の世界と日本(世界秩序は変わり始めた;幸福をどう手に入れるか?―幸福度の測り方;現代の貧困―どうなくすのか?)
第2部 市民社会が世界を動かす(市民社会とは何か?―グローバルとアジア;連帯経済の発達;アジアの連帯経済)
第3部 脱成長時代の経済学(脱成長・共生の社会へのいざない;都市化の行く手と都市再生―グローバル期からポスト・グローバル化期へ;環境保全から環境創造へ―コミュニティの役割;女性のエンパワーメント―システム転換の可能性;ポスト・グローバル化世界の展望―内発的発展と共生社会)
著者等紹介
西川潤[ニシカワジュン]
経済学者。早稲田大学名誉教授(2007~)。国際開発学会会長(2008~)。早稲田大学政経学部で38年間、経済学史、次いで開発経済学を教え、1997年に早稲田大学理事として、最初の独立大学院のアジア太平洋研究科を発足させた。この間、ODA、経済協力、男女共同参画等政府関係の審議会、委員会の委員、また国連開発計画「人間開発報告」諮問委員を務める。社会発展フォーラムや日本連帯経済フォーラム等NGO活動にも関わり、1995年世界社会開発サミットの際には、日本政府代表団に最初のNGO代表として参加した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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