内容説明
知的財産の保護に関する法律は、近年の産業構造の変化や先端技術の発展を受けて毎年、法令の改正が行われ、国際的な企業間の競争激化にともない、訴訟などによる権利の防衛もダイナミックな動きを見せている。本書は、知的財産を「市場の秩序維持法」「産業上の創作保護法」「学術文化的な創作保護法」に分類し、おのおのの法領域に属する法と、それをとりまく問題状況全般を平易に叙述する。さらに、各種の条約・協定を中心に国際的な知的財産法をめぐる動きを整理した第7章は文献的価値も有しており、初学者から専門家まで、必携の一冊となっている。
目次
知的財産法の概要
1 市場の秩序維持法(不正競争防止法;商標法)
2 産業上の創作保護法(意匠法;特許法;実用新案法)
3 学術文化的な創作保護法(著作権法)
4 知的財産法をめぐる国際的状況(国際的知的財産法)
著者等紹介
土肥一史[ドヒカズフミ]
1946年、福岡生まれ。1970年、福岡大学法学部卒業。1985年、福岡大学法学部教授、を経て、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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