教室「安全基地」化計画―不適切な関わりを予防する

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教室「安全基地」化計画―不適切な関わりを予防する

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491050850
  • NDC分類 375.2
  • Cコード C3037

出版社内容情報

専門家と考える「教室マルトリートメント」の処方箋
本書の概要
1「やりすぎ教育と教室マルトリートメント」(武田信子)、2「学校現場の〈叱る依存〉と教室マルトリートメント」(村中直人)、3「子どもの心理的危機対応とは何か」(荻上チキ)の三つのテーマから考える、不適切な指導への予防策。累計750名の教育関係者を動員したオンラインセミナー待望の書籍化!

本書からわかること
子どもの育ちに必要なものとは?
「安全基地」とは場所のことではなく、人の役割や働きかけのことを指し、発達心理学の用語です。かつて、子どもの育ちと愛着の関係に着目した心理学者・ボウルビィは、「子どもたちが順調に穏やかに育つためには、安全と探索が必要だ」と述べ、その土台として「アタッチメント」の形成が不可欠であると説明しました。アタッチメントは、日本では「愛着」と訳されていますが、本来の意味は「接続・装着・連結・取り付け」です。

教室を「安心と信頼」で溢れる場所にするには?
人が主体的に行動しようとする際には、喜んでその背中を送り出してくれるような空港の滑走路のような役割を果たし、何かあったときに戻って来ることができる、安心感のある場所が必要です。離れていてもお互いのことを思い、何かあったときには戻って安心感をもたらすことができる存在。後年、心理学者メアリー・エインズワースによって、この役割をもった大人の存在が「安全基地(Secure Base)」と名付けられました。本書は、教室を子どもたちの「安全基地」にしていくことを目指した1冊です。

こんな先生におすすめ
・威圧的な指導や子どもに試練を課すような指導の在り方に違和感を抱いている先生
・子どもたちの安心と信頼で溢れる教室を目指す先生
・2学期からの学級経営を見直したい先生

内容説明

子どもの安心と信頼を探して―。やりすぎ教育、“叱る依存”、心理的危機対応から考える教室マルトリートメント(不適切な指導)の処方箋。累計750名の教育関係者を動員したオンラインセミナー、待望の書籍化。

目次

序章 教室マルトリートメントを考えるポイント(マルトリートメントの概念の整理;ネガティブなヒドゥンカリキュラムが子どもの「育つ権利」を奪っている ほか)
第1章 「やりすぎ教育」と教室マルトリートメント(対談 武田信子×川上康則)
第2章 学校現場の“叱る依存”と教室マルトリートメント(対談 村中直人×川上康則)
第3章 子どもの「心理的危機状態」とは何か―教室マルトリートメントの視点から考える(対談 荻上チキ×川上康則)
第4章 教室マルトリートメントの処方箋―対談を終えて(対談を終えて;「指導者の窮屈さ」論を乗り越える ほか)

著者等紹介

川上康則[カワカミヤスノリ]
東京都杉並区立済美養護学校主任教諭。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。NHK Eテレ『ストレッチマンV』『ストレッチマン・ゴールド』番組委員。立教大学卒業、筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ムーミン

23
読んでよかった本です。担任時代を振り返って反省。2023/08/31

U-Tchallenge

7
著者の『教室マルトリートメント』を読んでいたので、本作もすぐに手に取った。前作ではややもすると教師の力量不足や至らなさが全面に感じられるものであった。もちろん、著者はそれは個人の課題だけではないことを丁寧に述べられていた。本作は前作で警鐘を鳴らされた「教室マルトリートメント」について、マクロな視点から意味づけを行ってくれているように思った。個人の課題だけではないことは本作を読むとよくわかる。そして、ここから著者が提唱する「教室安全基地化」に向けて歩みを進めることができるように思った。2023/08/21

家主

6
4B(2章)村中直人先生は、叱ることに依存することについての本を書いた人。依存は報酬によって起こる。思い通りに子どもが動いたぞ!という思いを報酬にする人は、叱る依存に陥りやすい。子どもの成長を報酬にできる人にならないと。叱るも褒めるも後捌き。前捌きができないと。それには予測力が必要。見聞色の覇気。この状況ではこういうことが起きて、この子が叱られる未来...という未来が見えるようになれば、前捌きで叱る行為に頼らなくても問題を回避できる。見聞色の覇気を鍛える研修も面白そうだ。時間割を見て未来予測をするとか。2024/01/07

家主

6
2B (序章)教師の子どもに対する不適切な関わり=教室マルトリートメント。それが続くと、友達のダメなところを教師に報告するような、監視社会化した学級になったり、不登校や登校しぶりにつながったりする。教師の顔色をうかがわないと行動できない子にしてしまう。圧や連帯責任で言うことを聞かせる指導は不適切。毒語で子どもの心に傷を残すのも不適切。毒語についての例示が序章は豊富。質問形式の問い詰めや、見捨てたり脅したりする言い方が毒語。マルトリートメントの対極は良質なコミュニケーション。それが安全基地。2024/01/07

家主

5
3B(1章)武田信子先生は、幸福度の高い国など、外国の教育を長年見てきた先生。日本の教育について外国に知らせると、まだそんなことやってるのかと言われるそうだ。50年前のうちの国みたいね。など。日本は国連から再三に渡って指導が入っているのに無視。学力向上は確かに大事だけど、子どもの権利を守ることと両立できたらいいのにね。北欧の国では宿題が法律で禁止。残業と同じだから。いいね。日本でも実現して欲しい。やりすぎ教育反対!子どもの権利条約についても説明。実際よく知らない。試練をわざわざ先生が与える必要ない。2024/01/07

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