議論の技法―トゥールミンモデルの原点

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784489020940
  • NDC分類 116
  • Cコード C0030

目次

序論
第1章 議論の場と様相(議論の諸局面;不可能性と不適切性 ほか)
第2章 蓋然性(分かっている、約束するよ、多分;ありそうにない。しかし、真実である ほか)
第3章 論証のレイアウト(論証のパターン―データと根拠;論証のパターン―論拠を裏づける ほか)
第4章 実践的な論理と理想化された論理(仮説とその帰結;仮説の検証 ほか)
第5章 認識論理論の起源(私たちの仮説のさらなる帰給;実質的論証を救い出すことはできるか?(1)超越論的哲学 ほか)
結論

著者等紹介

トゥールミン,スティーヴン[トゥールミン,スティーヴン][Toulmin,Stephen Edelston]
1922年3月25日‐2009年12月4日。イギリス、ロンドン出身の、哲学者、教育者。1942年にCambridge大学のKing’s Collegeから学号を取得。その後、Ministory of Aircarft Prodctionに勤務。第二次世界大戦終了後、1947年に修士号、ついでPh.D.をCambridge大学から取得。様々な大学、研究所に勤務。1949‐54年、Oxford大学講師(Philosophy of Sciene)、1954‐55年、Melbourne大学客員教授(History and Philosophy of Science)、1955‐59年、Leeds大学教授(哲学学部長)、1959年、New York University、Stanford University、Columbia University客員教授

戸田山和久[トダヤマカズヒサ]
1958年、東京都生まれ。89年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。89年より、名古屋大学教養部、現在、名古屋大学情報科学研究科教授。専門:科学哲学、認知科学・生物学・脳神経科学の哲学、技術者倫理学

福澤一吉[フクザワカズヨシ]
1950年、東京都生まれ。78年、早稲田大学文学部大学院文学研究科心理学修士課程修了。82年、ノースウエスタン大学コミュニケーション学部言語病理学科、大学院博士課程修了、Ph.D.82年‐90年東京都老人総合研究所リハビリテーション医学部言語聴覚研究室研究員、90年早稲田大学文学部心理学専修講師、98年より文学学術院心理学コース教授。専門:言語病理学、神経心理学、認知神経心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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那由田 忠

19
半分読んで後半は難しい論理学批判なのでやめました。要はトゥールミン・モデルと言われるものがどういうものかを理解するには前半で十分。法学的発想が論理学に役立つと考えていて、事実判断の議論の論証構造を考察したもの。政策論争にはすぐ対応するものではない。ほとんどの論者が三角ロジックといってデタラメな説明をしている。三角という3要素のみにしてしまったら半分意味がなくなるのにね。2021/11/27

ちゅん

6
クリティカル・シンキングをする上で役立つトゥールミンモデル。その原点となる書。全般的に難しい話ですが、第三章「論証のレイアウト」、第二章「蓋然性」のエッセンスを抑えておけば十分かと思います。データ、ワラント、クレーム、バッキング、クォリファイアー、リザベーションそして蓋然性を知れば、論理的に述べることが強くなります。2018/07/14

よしりん

2
野内良三さんが著書の『レトリック入門―修辞と論証 (SEKAISHISO SEMINAR)』で「トゥールミンの議論分析は、実は代表的な論法である三段論法の巧妙な書き換えである」と述べています。2019/10/24

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