堺屋太一著作集〈第5巻〉鬼と人と―信長と光秀

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 397p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784487810154
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0393

内容説明

冷徹な頭脳で理想実現に突き進む鬼才・信長。権威と礼節を重んじつつ出世競争に挑む常識人・光秀。主従の二人は同じ場所に身を置きながら、見方も感じ方も異なり、関係はひずんでいく。それぞれの独白という斬新な手法で戦国最大の「事件」までの90日を描き切る。

著者等紹介

堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。日本万国博覧会を企画、開催。沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の75年、作家デビュー。78年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。1998年から2000年まで小渕恵三、森喜朗内閣で経済企画庁長官、2013年から安倍晋三内閣の内閣官房参与を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うらなり

4
団塊の世代、地価革命 という言葉と言質を生み出した作者の信長光秀論。同一事象を信長と光秀に独り言を語らせる形で、武田勝頼の首改めから、本能寺で亡骸を光秀に発見させずにプレッシャーをかけるまでの時代を、言葉の少ない信長光秀の心模様を創造して文章にした、戦国時代私小説のような気がする。信長は言われたことしかできないそこそこ有能なサラリーマンを抱えた、世界を目指すベンチャー企業のCEOだったその苦悩がよく表現されている。2020/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11483644
  • ご注意事項

最近チェックした商品