最新日本言論知図

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  • サイズ A5判/ページ数 469p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784487804801
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

現代日本の重要な論点やトピックを、政治・経済から、サブカル・アングラまで取り上げ、文章とビジュアルで、見開き完結で解説。

言論の世界へ

 本書は、言論の世界を見渡すための地図としてつくられた。
 いまの日本で言論の対象となっている諸問題をそれぞれの項目に分類し、そこで何が論点になっているのか、どのような背景があるのか、誰がどのようなことを論じているのか、といったことをコンパクトにまとめている。
 使い方は自由だ。
 これから言論の世界に自分も分け入ろうと考えている人には、簡便な案内役として。
 あるいは言論の世界を外から俯瞰してみたいと思う人には、辞書代わりに。
 自分の思考を深化させていくための触媒として。
 これからの日本のかたちやビジネスの戦略を練り上げるためのたたき台として。
 さらには、学生の就活対策やレポート対策にも。
 言論の世界は、まさに日本社会の縮図である。社会が高度化し、モデルなき時代に突入するなかで、開かれた言論の場はますます重要性を帯びている。私たちは言論をつうじて「知を活かす知」をさらに磨いていかなくてはならない。「知を活かす知」の実践のために本書が活かされればと願う。
(本書 まえがきより)

内容説明

現代日本のホットな論点を見開き2ページでコンパクトに図解。取り上げるのは、原発、ベーシック・インカム、地検特捜部、高学歴ワーキングプアから、若者論、婚活、梨園の女、邪馬台国などのディープな分野まで、圧巻の151項目。さらに特別対談4本を収録。編者・萱野稔人が、藤井聡、田原総一朗、飯田泰之、上野千鶴子と「日本」を語りつくす。

目次

政治
経済
社会
環境・エネルギー
医療・福祉
科学・技術
ライフ
教育
スポーツ
アート・伝統文化
芸能
日本史

メディア
サブカルチャー

著者等紹介

萱野稔人[カヤノトシヒト]
1970年生まれ。哲学者・津田塾大学准教授。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。2011年4月から朝日ニュースター「ニュースの深層」のキャスター、朝日新聞社「ニッポン前へ委員会」の委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

昭和っ子

13
「平時においては効率的なシステム」を築き上げる事で発展してきた日本のシステムの危うさが露呈しいる現在、「強靭な社会の実現」には論理の力が欠かせない。けれど日本で言論と言えば、結局声の大きい人勝ちみたいな所がやっぱりまだある。日本において有事にも有効な論理を築く為に、ミクロ単位くらいちょっとでも役立つかと思い、誠に庶民以外の何物でもない私も、こんな本を読むようになりました。対談が良かった。経済から世界秩序を考える事で、ニュースでも言われていた「武器輸出三原則の見直し」について別の視点が得られました。2013/10/12

takizawa

4
政治・経済といった普遍的なテーマを扱う前半とは異なり,後半から独自色が出てきて楽しめる。インディーズ系論壇誌という括りは初めて知りました(思想地図,PLANETS,シノドス,RATIO,POSSE,5Mあたり)。四人のゲストを呼んでの対談が目玉。上野×萱野は安定感がある。飯田×萱野はテーマが軍事・防衛・地政学を経済学の観点から論じるというもの。新鮮というか芸が広いなというか。武器輸出三原則周りの人達に読んでほしい。2011/09/26

MG

2
藤井聡京大教授との対談より。震災後の新たなキーフレーズ。レジリエンスとリダンダント。レジリエンスとは、非常に大きな力が加えれた時に跳ね返す弾力的な強さ=弾力性。リダンダントとは、強さを獲得するために分散する=余剰性。震災後の社会システムを考える上で重要になるであろう概念です。2011/12/23

考える犬。

2
大学生や社会人だけでなく、小論文対策として高校生にもオススメ!一つ一つの論点にわかりやすく図式化して、対立軸を示しているのが◯。生きているうちに、自分もこういうのを編集できる知を身につけたいです( ´ ▽ ` )ノ2011/08/14

keepfine

1
トピックごとに味噌も糞も一緒くたにマッピング。メディア露出の高さを重視した人選か、アカデミズムよりジャーナリスティズムの色彩強い。紙幅足りず論点整理は不十分。知らない分野について読む分には役立つ。新たな論客や新たなイシューは次々に出て来るので、願わくば5年スパンで改訂版が望まれる。2018/08/17

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