出版社内容情報
初学者を対象に基礎理論を学ぶとともに、重要な具体例を取り上げ、それぞれの方程式の解法と解について解説する。練習問題を付した定評ある教科書。
内容説明
微分方程式は、自然現象、社会科学的現象、工学的現象等の記述・解析に広範に用いられている。本書は、微分積分学を修得した理工系学生に向けて叙述されたもので、定評あるテキストとして名高い。この本の特徴として次の五つが挙げられる。1、多くの例、それに伴って発生する問題を、多岐にわたって記述。2、行列演算を積極的に用い、行列の指数関数についても活用できるように配慮。3、解の定性的研究について、明確な方向性を提示。4、古典的な複素領域における微分方程式にも言及。5、計算困難な関数形を、多数の図版で視覚化。演習問題も多数収録。
目次
A 常微分方程式の解法(微分方程式;求積法;線形常微分方程式)
B 常微分方程式の基礎理論(解の存在と性質;解の漸近的挙動)
C 複素領域における常微分方程式(解の整級数による表示;複素関数論的考察)
著者等紹介
竹之内脩[タケノウチオサム]
1925‐2020年。東京生まれ。1947年、東京帝国大学理学部数学科卒業。理学博士。文部省統計数理研究所勤務の後、岡山大学理学部教授、大阪大学基礎工学部教授、大阪国際大学経営情報学部教授を歴任。大阪大学名誉教授、大阪国際大学名誉教授。専門は関数解析、数学史。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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