医心方〈巻1A〉医学概論篇

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784480505118
  • NDC分類 490.9
  • Cコード C3347

出版社内容情報

「ヒッポクラテスの誓い」をしのぐ東洋の医の倫理、古代オリエントの医学と薬学の基礎と心構えを、29文献から選出・編纂した書。『医心方』の医心方たる由縁の巻。

内容説明

巻一第一章の冒頭にまず医師の心構えを抄録する『医心方』の医心方たるゆえんの巻。巫を信じて医師を信じないのを不治の条件に挙げる紀元前の名医扁鵲の説や、最勝王経など仏典の医療のほか、診察上の諸注意、度量衡、漢方薬の薬理薬性、調合上の基本を説く。

目次

第1章 治療における理念
第2章 諸病における不治の証候
第3章 薬の服用法の原則
第4章 薬を服用するときの禁止事項
第5章 薬物中毒の治療法
第6章 薬の調合法
第7章 薬の度量衡の規定
第8章 湯や酒に入れられない薬について
第9章 薬の単行、相須、相畏、相悪、相使、相反、相殺の法則

著者等紹介

槇佐知子[マキサチコ]
作家。古典医学研究家。静岡県生まれ。作家瀧井孝作に師事し、その推薦で作品を「心」(平凡社)に発表。そのかたわら、独学で『医心方』を全訳。『全訳精解大同類聚方百巻』(1985年、平凡社)により、菊池寛賞・エイボン功績賞を受賞。日本医史学会・医道顕彰会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。