ちくま学芸文庫<br> 一百四十五箇条問答―法然が教えるはじめての仏教

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ちくま学芸文庫
一百四十五箇条問答―法然が教えるはじめての仏教

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480098061
  • NDC分類 188.64
  • Cコード C0115

出版社内容情報

人々の信仰をめぐる百四十五の疑問に、法然が分かりやすい言葉で答えた問答集を、現代語訳して文庫化。これを読めば念仏と浄土仏教の要点がわかる。

内容説明

法然が登場する以前、仏教は驚くことに、一部のエリートのためだけに存在する宗教だった。漢文で書かれた難解な経典が読めること、日常生活を気にせず修行に打ち込めること、が条件だったからだ。しかし実際に苦しみ、救済を必要としたのは、文字も読めない市井の人びとに他ならない。そこで法然は、誰でも、いつでも、どこでも実践可能な「念仏」を柱とする浄土宗を打ち立てた。この『一百四十五箇条問答』は、法然の教えに惹かれながらも、従来の仏教との違いに戸惑ったり、生活を改めなければならないのかと不安に思った人びとの145の疑問に、法然がやさしく答えたもの。浄土仏教や法然その人を理解するための、またとない入門書となっている。

目次

古き堂塔を、供養し候べきか
開眼と供養とは一つ事にて候か
『真如観』はし候べき事にて候か
これは理観とて叶わぬ事にて候
七仏の名号にて、罪は失せ候べきか
師の事は疎かならず候
心よく直り候わずとも、念仏ばかりにて浄土へは参り候べきか
陀羅尼は潅頂の僧に受け候べきか
仏の母を念ずべしと申し候は
赤子の不浄苦しからず〔ほか〕

著者等紹介

石上善應[イシガミゼンノウ]
1929年小樽市生まれ。1956年大正大学大学院文学研究科仏教学修士課程修了。大正大学教授、韓国東國大學校碩座教授を経て、現在、大正大学名誉教授、浄土宗勧学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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moonanddai

7
ある意味「布教の現場」。当時は「従来の伝統的な仏教を耳にし、学んだ人も多く」「民間信仰がかなり定着し」ていたとある。確かに質問は神仏の宗教儀礼または社会生活に関するものが多いようです。ニンニクや肉を食べてお経を読んでいいかとか、子どもを産んですぐお参りできるかとか、往生する際の五色の糸の持ち方とか…。これらに「念仏だけしなさい」と(型どおりに)は言わず、問題ないですとか、合掌して持ちなさいとか、丁寧に答えているのが印象的です。そういえば答えの中に「念仏」という言葉は比較的少ないようにも感じたのですが…。2022/03/27

山根清志

1
「はっさいかい」を「八戒斎」としているのは誤植?2022/02/04

えぬざき

1
法然が市井の人や僧、尼僧等と問答した内容がまとめられた一冊。筆者の主観が強い解説となっているため、学術系の本とはいいがたいものの、法然の教えを簡単に学ぶための入門用として考えれば適切。法然に対する問いにかぶるもの(特に忌みに関するもの)が多いように感じていたが、巻末を読んで納得した。法然の生きた当時は識字率が知識階級を入れて2,3割と低く、漢籍を読める者は一握りしかいなかった。当然、仏教の教えを解する農民たちなどいるはずもなく、民間信仰ばかりが先走り、信仰の在り方というものが危うい時代にあった。2021/04/04

ぼん

1
いつでもどこでも「ただ念仏」すること シンプルだ。 散乱の心、よに悪き事にて候 おおらかに念仏申し候が第一のことにて候なり 「おおらかな念仏」を身につけることにより、煩悩の整理整頓ができるのか。2017/09/30

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