ちくま学芸文庫<br> 近現代仏教の歴史

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近現代仏教の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097989
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0115

出版社内容情報

幕藩体制下からオウム真理教まで。社会史・政治史を絡めながら思想史的側面を重視し、主要な問題を網羅した画期的な仏教総合史。解説 末木文美士

吉田 久一[ヨシダ キュウイチ]

内容説明

今でこそ脚光を浴びる研究領域となった近代仏教は、少し前までは日陰の存在としてごく少数の先駆者によってひっそりと研究がなされているに過ぎなかった。そのひとりが吉田久一で、緻密な文献的実証をもとに多数の著作を残し、その成果が近代仏教研究の隆盛へとつながった。本書は近代前史としての幕藩体制下の仏教から、二十世紀末のオウム真理教までを含む仏教総合史的概説で、大教院分離運動、大逆事件、神道国教化政策、大正デモクラシー、戦争、社会主義、戦後思想、新宗教など主要な問題を公正にバランスよく網羅している。社会史、政治史を絡めながら思想史的側面を重視した画期的労作。

目次

「近現代仏教の歴史」について
第1部 近代仏教の歴史(近世幕藩体制下の仏教―近代仏教史理解のために;明治維新と仏教;近代国家の確立と仏教の「革新」;帝国主義国家への出立と仏教近代化の形成;大正デモクラシーと仏教)
第2部 現代仏教の歴史(社会的危機=過渡期と仏教;日中戦争・太平洋戦争と仏教;戦後の仏教;高度経済成長期と仏教(低成長期を含む)
二〇世紀末社会と仏教)

著者等紹介

吉田久一[ヨシダキュウイチ]
1915‐2005年。新潟県生まれ。1941年大正大学文学部卒業。日本社会事業大学、日本女子大学、東洋大学教授を経て、日本社会事業大学名誉教授。2003年仏教伝道功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ホシ

8
歴史家による近代以降の日本仏教の動向を、多岐にわたって詳細に記述した吉田氏による労作。膨大な内容は消化するのに私の手に余るが、印象としては近代仏教の負の側面が強調される。太平洋戦争中の本願寺教団が行った『教行信証』等、聖典拝読・引用時の改訂に至っては言語道断の沙汰。しかし、清沢満之をはじめ、高木顕明・釈宗演など、思想・活動を評価すべき僧侶もおり、この点は見逃してはならない。著者は鎌倉期以降の仏教が、一度も宗教改革をせず近代を迎えたことが問題だと指摘する。この事が仏教が「社会」に付いて行けなかったのだと…。2017/07/01

飯田一史

1
明治の廃仏毀釈の衝撃とプロテスタントとの対決から、体制追従的になり、戦争協力に進んだ動きをはじめ、近現代仏教の諸相を描く。近年、研究の進展が著しいこの分野の先駆的著作。2020/01/30

Eiji Nanba

1
こういった研究分野もあるんだな、と感心させられた一冊。新興宗教の発生のことが気になり、興味本位で購入しましたが、ずっしりとして、濃い内容でした。2017/12/10

岡本 正行

0
仏教の近現代史についての概説書、概ね理解している内容ではある。肯定的、否定的な両面を解説している。今後、日本の仏教が、どう展開・維持されていくべきか難しい問題である。昔ながらの大寺院、京都にある各宗派の本山、浄土真宗にせよ、禅宗にせよ、観光業としても十分繁栄はしている。それは別の問題で、観光と宗教は、本来、別の次元であるはずだ。こうしたことで教団や施設を維持していることは、今後の宗教団体としての展開は困難であろう。こういう展開は、残念至極。葬式仏教、蓄髪した妻帯の僧侶が読経する。これでは宗教とは言えない。2021/03/04

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