ちくま学芸文庫
応用数学夜話―現象と数理と統計

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480094063
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0141

出版社内容情報

俳句は何兆まで作れるのか? 安売りをしてもっとも効率的に利益を得るには? 世の中の現象と数学をむすぶ読み切り18話。

内容説明

ある街路の片側に、駐車可能の区間があるとする。そこへ自動車が勝手次第に次々と駐車していくとき、そのスペースは何台の車が駐車したところで“つまった”状態になるか?じっさいに車を使って実験したら大変だ。著者は「自動車が勝手次第に駐車していく」様子を、乱数表を使ってシミュレートすることで答えを出す。世の中の身近な現象を「数理」の目で眺めたら、どんなふうに見えるだろう。統計の知識を使って、自分でデータをとって分析してみると、どんなことがわかるだろうか。ビジネス、ゲーム、音楽、スポーツ等々、話題豊富で気楽に楽しめる読み切り18話。

目次

値段のつけ方と仕入高のきめ方
商品の生産計画と輸送計画
利潤を高める製品の選び方
試験の点数と能力
秘書の選び方
こんどはどちらを選ぶか?
サイコロの出る目の規則性
ミカンの音楽と作曲
“20の扉”と辞書の引き方
自動制御を設計する〔ほか〕

著者等紹介

森口繁一[モリグチシゲイチ]
1916‐2002年。1938年東京帝国大学工学部航空学科を卒業後、同大講師、助教授を経て1956年教授。1977年に定年退官後、電気通信大学教授、東京電機大学教授を歴任。専門は統計学、オペレーションズリサーチ、品質管理、数値計算、計算機科学等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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disktnk

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帯に「“統計センス”実践編」とあって,なかなかの煽りっぷりだと思うけど,要は,簡単に手に入るデータから線形計画や推移確率行列,サイクロイドといったネタを解説している本.1955〜61年に著者によって書かれたコラムの再編纂とのことだけど,今でいうコンプガチャの確率や,自然言語処理で出てくる圧縮効率,情報エントロピーなどなど,今でも現役で実務でも使用するネタがたくさんある.2013/01/27

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