出版社内容情報
かの子・一平という両親、幼年時代、鬱屈と挫折、パリでの青春、戦争体験……。稀有な芸術家の思想を形作ったものの根源に迫る。
内容説明
彼はいかにして「岡本太郎」という無二の芸術家となったのか。一平・かの子という両親のもとに生まれた宿命か、幼年時代から、なれあいの妥協を拒み本質を見つめる一貫した素地は形作られていた。留学先のパリで最新のモードの模倣に血道を上げる同朋を後目に、青春を賭けて自らの道を見いだすまでの格闘、そうそうたる芸術家・思想家との交友、母の死、帰国、一兵卒として従軍した中国戦線…。その思想と芸術を生んだ根源とは。こまやかな情愛あふれる両親との書簡集「母の手紙」、「挑む―自伝抄」「パリの仲間たち」「わが二等兵物語」などを収録。
目次
母の手紙
自伝抄 挑む
巴里回想
小説『青春の森』
パリの仲間たち
青春ピカソ
わが二等兵物語
大陸の風物
私の哲学―若き世代からの発言
著者等紹介
岡本太郎[オカモトタロウ]
1911‐96年。29年渡仏、抽象芸術、シュルレアリスムの運動に参加。パリ大学で民族学、哲学を学び、バタイユらと活動を共にした。40年に帰国、42年中国戦線に出征。46年に復員後、花田清輝らと「夜の会」を結成し、アヴァンギャルド芸術を推進した。『今日の芸術』『日本の伝統』はベストセラーとなった。70年、大阪万博テーマ館のプロデューサーとして「太陽の塔」を制作。以後、テレビをはじめとするあらゆるメディアを通じて発言と行動をつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roughfractus02
ゆきだるま
ラウリスタ~
tototo
ナカユ〜、