ちくま新書<br> 航空のゆくえ―自由化の先にあるもの

個数:
電子版価格
¥825
  • 電書あり

ちくま新書
航空のゆくえ―自由化の先にあるもの

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月17日 07時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072269
  • NDC分類 687.2
  • Cコード C0265

出版社内容情報

自由化と規制のせめぎ合いで展開されたきた人類史。航空界も技術主導の世界ながら、いまや自由化が常識となった。航空史に、現代世界の自由化への趨勢を見る。

内容説明

戦後、欧米主導の枠組みで発展してきた航空の世界は、国防上の必要による航空の制限が時代遅れとなり、航空技術の発展に伴って20世紀末には自由化へと向かうことになった。コードシェアやアライアンスの普及、LCCの登場、運賃の多様化で運航が柔軟になり、国々が地域として一体化し多国間での航空の自由化が目指されるようになっていくなか、世界の空が行きつく先には何が待っているのだろうか。航空の発展史をひもときつつ、エアラインの世界から地球の将来を展望する。

目次

1 航空現代史―世界の枠組みと航空協定の変遷から(混乱と荒廃の世界に秩序を打ち立てる―再建の時代;自主性を確立する―航空会社の時代;国際航空を航空協定の変遷からみる;自由を追求する―自由化の時代)
2 世界の再構築―航空が未来を変える(新たな世界の模索―地域の事例から;アメリカが自由を普及させる;ヨーロッパのための自由;アジア・太平洋地域のその後;航空の近未来)

著者等紹介

柴田伊冊[シバタイサク]
1957年新潟県長岡市生まれ。明治大学大学院法学研究科修了(修士)、千葉大学大学院社会文化科学研究科修了(学術博士)。1981年から2015年まで空港勤務。この間、日本大学法学部比較法研究所研究員、東京成徳大学人文学部非常勤講師(国際航空論担当)を兼務。専門は国際公法で、空港勤務では航空機事故対応、運用管理、法令審査などを歴任。現在、日本空法学会会員、韓国航空宇宙法学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

33
自由化によって競争が激化して大手も破綻するようになったが、利用者にとっては運賃が安くなった好印象ばかりが強い航空業界。本著はそのカラクリを国際的な航空規制の歴史からひもといていく。オープンスカイ戦略やコードシェア便くらいまではなんとなくわかるが、それ以外の法律や規制は専門用語が多く、とっつきにくい。もう少し素人にもわかるようにかみ砕いて書けば、面白いのに‥。興味深いのは、中国や台湾、韓国の航空会社が日本の多くの地方空港に路線を持っていること。インバウンド増加の理由の一端がここにあるんだなとわかった。2019/08/10

あきあかね

24
 ライト兄弟が初飛行を成功した1903年当時、百年余でここまで航空が大きな発展を遂げると誰が想像できただろう。 本書は、第二次世界大戦後、国主導の下で拡大し、二十世紀末に規制緩和、航空自由化へと舵を切った航空の歴史を概観する。規制緩和による競争の激化によって姿を消した欧米のあまたの航空会社の名前を見ると、栄枯盛衰という言葉が頭に浮かぶ。 効率性や安い運賃と、安全性や安定した運行。両者のせめぎ合いは、航空に限らず、あらゆる交通モードで生じ、規制の緩和と強化の最適なバランスは永遠の課題だろう。⇒2019/06/10

雲をみるひと

13
航空政策とエアラインの動向をまとめた本。論文調で読みやすいとは言えない文調。航空の.過去の出来事はよく纏まっているが、将来の展望まで踏み込めているかは微妙なところか。航空業界を勉強したい人向きかと思う。2019/06/01

OjohmbonX

5
「空の自由」「以遠権」といった概念を知られただけでも有益だった。コードシェア便があるとか、LCCが利用できるとか、探せば安い航空券もあるとか、どの国の空港でも搭乗手続きや航空券のデザインが同じとか、そうした便利さも「当たり前のこと」と気にしていなかったけれど、自分の子供の頃や親の世代は「飛行機に乗るのは特別な/かなりお金のかかること」だったと思うと全然当たり前じゃない。各国・地域・航空会社の思惑や事情が絡み合って、ルールが形成・整備されていった歴史を本書は概覧して、今ある便利さの背景を教えてくれる。2022/06/21

Takahide✈Yokohama

2
「ゆくえ」というタイトルだが、全218頁のうち209頁までは過去~現状までの紹介。残り9頁にしても殆ど分析を踏まえた考察はない。タイトルを改めるべきだ。2019/07/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13673243
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。