出版社内容情報
「茶人」と呼ばれる人びとを、仏教者、武人、皇室・公家、商人、近代の茶人等に大別して、その具体的な人間像について見ていきます。〈新進気鋭の筆者による "新しい"「茶道教養講座」全16巻。第二回配本〉
茶道は、人から人へと伝えられ継続されてきた文化です。ゆえに、茶道の歴史は、茶人の歴史と言い換えることができます。その「茶人」や「数寄者」という概念も、時代によって変化してきました。本書では、「茶人とは?」「名人とは?」「数寄者とは?」という疑問を解くことからはじめ、そこに該当する人びとを、隠遁者、仏教者、武人、皇室・公家、商人、近代の茶人に大別して、その具体的な人間像について見ていきます。
依田 徹[ヨダトオル]
内容説明
「茶人」「数寄者」「宗匠」さまざまな呼称はあっても、みな茶を好む人。仏教者、武人、皇室・公家、商人…、彼らはどのような理由で、どのような茶の湯を好んだのか、見ていきます。
目次
第1章 「茶人」を考える
第2章 隠遁者の系譜
第3章 仏教と茶人
第4章 武士の茶人
第5章 皇室・公家の茶
第6章 商人と茶の湯
第7章 茶の広がり
第8章 近代の茶人
第9章 再び「茶人」を考える
著者等紹介
依田徹[ヨダトオル]
1977年、山梨県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻、博士後期課程修了。美術博士。現在、遠山記念館学芸員。専門は日本近代美術史、茶道史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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