内容説明
よりマシな道徳科をつくろう。「道徳なんて、どこか胡散臭い」「授業は憂鬱だけど、仕事だからしょうがない」そんな悩みや葛藤に応えて、さまざまな分野の専門家が結集し、道徳科の危うさや問題点とともに、魅力的で多元的な授業の可能性を論じ語り尽くした渾身の書き下ろし。さあ、子どもたちと一緒に魅力的な道徳のジャングル探検に出よう!
目次
第1部 道徳科を読み拓く―わたしたちの道徳教育原論(道徳教科化そもそも物語;いじめ問題から見る道徳教育の盲点)
第2部 道徳の多元宇宙を読み解く―自分・人・社会・生命をめぐって(自己犠牲の道徳論はもうやめよう―主として自分自身に関すること;「人」とは何か、あるいは誰か、考えてみよう―主として人との関わりに関すること;「一八歳選挙権」時代の道徳教育をつくろう―主として集団や社会との関わりに関すること;「生命の尊さ」を料理しよう―主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること)
著者等紹介
神代健彦[クマシロタケヒコ]
1981年生まれ。京都教育大学教員。専門は教育学・教育史、道徳教育論
藤谷秀[フジタニシュウ]
1956年生まれ。山梨県立大学教員。倫理学・哲学が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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