内容説明
それは「たましい」に深くかかわるカウンセリング。上巻では、その本質や基本姿勢、必要となる場面、宗教との異同、学び方や注意すべきポイントなど、深い内容を、とことんわかりやすく、具体的に解説。故河合隼雄氏を中心にスピリチュアリティをテーマに行われた滝口俊子×藤見幸雄×諸富祥彦との貴重な討論も収録。
目次
第1章 「スピリチュアル・カウンセリング」が目指すもの―「たましいの自己実現」
第2章 「スピリチュアル・カウンセリング」の基本的な考え―「いのちの流れ」のカウンセリング
第3章 カウンセリングにおいてスピリチュアリティが重要な意味を持つ場面とは
第4章 カウンセラーの成長と宗教、スピリチュアリティ
第5章 「小さな悟り」のカウンセリング―日本のロジャーズ派カウンセリングの独自の展開
第6章 座談会 カウンセリング/心理療法とスピリチュアリティ―トランスパーソナル心理療法をめぐって
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
1963年福岡県、北九州市に生まれる。1992年筑波大学大学院博士課程修了。1995年千葉大学教育学部助教授。現在、明治大学文学部教授(教育学博士)。日本トランスパーソナル学会会長。日本カウンセリング学会理事。日本産業カウンセリング学会理事。日本教育カウンセリング学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zag2
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スピリチュアル・カウンセリングというと、著者が前書きに書いている通り「霊能による人生相談」を想像してしまいがちだが、心理カウンセリング・心理療法の立場からのもの。この数年、諸富さんの本を何冊か読んでいるが、この本が諸富流カウンセリングの神髄のような気がする。 それにしても、学生時代からフロイトやユング、その後、河合隼雄の著作を読んだり、日本の仏教関係、テーラワーダ、エックハルト・トールなど、様々に囓ってきたが、道はここに繋がっていたのか、としみじみ感じている。下巻を読むのが楽しみになった。2020/05/30
つくしんぼ
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まず(上)を読みました。入門書とはなっていますが、そんなにとっつきやすい内容でもなかったです。2018/06/13