青春新書インテリジェンス
日本人の縁起かつぎと厄払い

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784413041751
  • NDC分類 387
  • Cコード C0239

内容説明

「妊婦はトイレを掃除すると、綺麗な女の子が生まれる」「厄年の男女は、その年齢の数だけお金を撤く」―民俗信仰のしくみを読み解く。

目次

第1章 人はなぜ縁起をかつぐのか(不満と不安;実践と分析;呪術と技術;霊的存在と霊感;運気のリセット;縁起物と汚穢物;厄年と厄払い;厄払いとは何か;神社に賽銭を投げる)
第2章 縁起かつぎと厄除け・厄払い(正月の縁起物、その意味とは;節分に太巻きは、昔から?;奇妙なはずの熊手がありがたい理由;日本人と桜花)
第3章 開運・招福の知恵(縁起物の小さな歴史;家に幸運を招くには;子授かりへの切実な思い;便所には、不思議が多い;経験知から迷信へ)
第4章 縁起かつぎと民俗学(「類感呪術」と「感染呪術」;「通過儀礼」と「境界」;「境界」と「汚穢」;「リミナリティ」と「コミュニタス」;「両義性」と「境界」;まれびと;ハレとケ;ケガレ;ケガレからカミへ)

著者等紹介

新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948年広島県生まれ。早稲田大学史学科卒業、同大学院博士課程修了。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。社会学博士(慶應義塾大学)。柳田國男の著作に刺激をうけ、民俗学の道を志す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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