出版社内容情報
人気の高い十一面観音や千手観音など十種の変化観音を取り上げ、そのルーツから観音経典、観音像の図像的特徴まで徹底解説する。
日本で親しまれている十一面観音や千手観音、不空羂索観音などを中心に10種の観音菩薩を取り上げ、観音信仰のあり方をはじめ、仏像・仏画などの美術面にも力を注ぎ、多数の変化観音のルーツから図像的特徴や功徳・霊験までを幅広く解説。図版総数120点。
【著者紹介】
1962年、神戸市生まれ。名古屋大学大学院博士課程満期退学。専門は仏教美術。博士(文学)。現在、公益財団法人・中村元東方研究所専任研究員兼主事。著書は『インド密教の観自在研究』(山喜房仏書林)。共著ならびに論文多数。
内容説明
多くの顔や腕もつ「密教的観音」(変化観音)のルーツをインドの観音経典や信仰に探るとともに、インド・ネパール・チベット・中国・日本における観音像の図像学的特徴、実践儀礼、説話、霊験譚なども紹介する。また、120点の図版は「観音図典」としても役立つ。主要な変化観音を総合的に解説。
目次
観音の歩み―大乗から密教へ
十一面観音
千手観音
不空羂索観音
如意輪観音
馬頭観音
准胝観音
六字観音
獅子吼観音
青頚観音
ハリハリハリヴァーハナ生起観音
著者等紹介
佐久間留理子[サクマルリコ]
1962年、神戸市生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学)外国語学部タイ・ベトナム語学科卒業。名古屋大学大学院文学研究科博士課程(後期課程)単位修得後、満期退学。博士(文学)。専攻は仏教文化史(インド・ネパール・チベット)。現在、公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員。これまでに国立民族学博物館共同研究員のほか、名古屋大学、名城大学、愛知学院大学、愛知文教大学等で非常勤講師を務める。サンスクリット語・チベット語による文献研究とともに、インド・ネパール(チベット文化圏含む)において宗教図像などに関する現地調査を長年にわたり行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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