出版社内容情報
からだと脳には性差があり,人間の行動や社会生活の中に様々な形で現れる。本書は性差が及ぼす影響を考えるための入門書である。
内容説明
からだと脳には性差がある。それは男女の生殖機能の違いによるものであり、人間の行動や社会生活の中にさまざまな形で現れる。本書はからだ、脳、こころ、行動、病気、さらに衣食住における性差について考えるための入門書である。
目次
序章 男と女のかたちと大きさ
1章 性差の原点―生殖系
2章 脳と脊髄の性差
3章 性差形成―性分化
4章 からだと病の性差
5章 こころと行動
6章 衣食住の性差
著者等紹介
山内兄人[ヤマノウチコレヒト]
1971年早稲田大学教育学部理学科生物専修卒業。1972年順天堂大学医学部第二解剖学教室助手。1980年医学博士(順天堂大学)。1987年早稲田大学人間科学部助教授。1992年早稲田大学人間科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryosuke Tanaka
2
3章までは面白く読んだが4章はほぼ性差と関係ない話で以降は単なる随筆。月経周期や分娩などの細かいメカニズムは知ろうとしないと知れないということにはっとした。「筆者は茶色系統の服を好む」とか茶目っ気を出すのは読み物としてはいいが「科学」と銘打って医者があんまり適当な事を書くと(「最近平気で推論を書くようになった」と断っているが)信じる人がいるのでどうかと思う(推論を書くにしても書きようがナイーブすぎる)。2015/06/07
中谷仁
0
教科書。「性別は二種類しかない」と言って憚らないひとの著作。ところどころ表現に理解し難いものがある、