アメリカ法ベーシックス
アメリカ契約法 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 375p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335301100
  • NDC分類 324.953
  • Cコード C3332

内容説明

契約会社アメリカを理解するための基本書。経済活動や日常生活の核としての契約ルールについて、有名なケースを使って具体的に説明し日本法にはないアメリカ法の特色を明示する。法改正に対応した最新版。

目次

契約の意義と弁護士の役割
契約法の法源と訴訟の基礎知識
契約を破る自由―契約違反に対する救済
履行利益・信頼利益・原状回復利益
約因と約束的禁反言
契約の成立―申込と承諾
書面性の要件―詐欺防止法
契約の解釈
契約の規制
リスクの負担
契約の履行・不履行
契約能力
契約違反に対する損害賠償
契約と第三者
神々の争い

著者等紹介

樋口範雄[ヒグチノリオ]
1951年新潟県生まれ。1974年東京大学法学部卒業。1986年学習院大学法学部教授。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は英米法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちくわ

2
ケースを中心に据え、アメリカ契約法の考え方を概観していく。アメリカ契約法において、「契約」というものは、当事者間のリスクを分配するものととらえることを出発点とする。この点について、日本の法曹(私の周囲だが)が、契約というものを権利論的な発想でとらえがちであるのとは決定的に異なる(そもそも、日本の法曹の発想が権利論・人権論ベースの発想「しか」もっていないことが多い気もしている)。グローバル経済及び事後規制型社会へと変化していく日本においても、アメリカ契約法を学ぶ意義は大いにある。「日本の」法曹こそ読むべき。2016/05/11

San fairy Ann

0
やっぱり日本民法の体系とはだいぶことなるけども、アメリカ法はアメリカ法で彼らなりの合理的な答えを出すためのロジックを発展させてきていて、えらい勉強になりました これから留学に向け、手元に置いておきたい一冊2013/05/26

mk

0
まずは線を引きながら読み終えました。一応専門書ながら、講義調で具体例も多くて、どんどん読めます。むしろ「おかしいな?」と思ったら先で種明かしということも数回あったので、まずは読み進めるほうがいいかも(笑)◆裁判所がどんな判断をすれば社会はどう動くか、どの方法だと社会的コストが安くなるか、というダイナミズムでも考えるのが英米法の特色なのかな。他方でこの説明は、演繹的に「論理的にこうすべきだ」というよりは、帰納的に「判例の積み重ねはこう説明できるのでは?」という視点なんだな、とあとがきを読んで気づきました。2011/09/30

ふら〜

0
アメリカ契約法の原則、法理を概観できる。やはりケーススタディで色々自分なりに考えてみるのが楽しいね。2021/02/07

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