内容説明
本書でいう「ロビイング」とは、業界団体が「もっと金よこせ」と言って政治家に圧力をかけることではない。日本ではあまり行われてこなかった、弱者やマイノリティを守るために政治に働きかけることである。圧力団体が行うロビイングとは目的が全く異なるので、「草の根ロビイング」という名称も使用する。ロビイングはそれぞれテーマや、人によってやり方が異なるため、これまでマニュアルというものは存在しなかった。そこで本書では暗黙の了解となっていたロビイングのルールと、様々な立場からロビイングに関わってきた方たちのテクニックを紹介していきたい。
目次
1章 自殺対策のためのロビイング
2章 病児保育問題、待機児童問題のためのロビイング
3章 いじめ対策のためのロビイング
4章 児童扶養手当削減をめぐるロビイング
5章 「性的マイノリティ」の人々に関するロビイング
付録 ロビイング入門
著者等紹介
明智カイト[アケチカイト]
1977年生まれ。主に「子ども」「女性」「マイノリティ」の権利擁護や政策提言を行う。自身も中学生の時にいじめを受け、自殺未遂をした経験から「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」を立ち上げて、「いじめ対策」「自殺対策」などのロビー活動を中心に行う。2012年の自殺総合対策大綱の見直しでは、「性的マイノリティ」も自殺対策の対象に含めるように政府に対して働きかけを行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えちぜんや よーた
きいち
おおにし
tolucky1962
しょうじ@創作「熾火」執筆中。