光文社新書<br> 頭が良くなる文化人類学―「人・社会・自分」 人類最大の謎を探検する

電子版価格
¥748
  • 電書あり

光文社新書
頭が良くなる文化人類学―「人・社会・自分」 人類最大の謎を探検する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334038069
  • NDC分類 389
  • Cコード C0239

内容説明

実は「人は、自然が大嫌い」だった!?22コマの集中講義を通して、常識を疑う力、問題を発見する力、ホンモノの思考力が身につく!

目次

実は人は植物が大嫌いなのだ
実は、人は生き物が大嫌いなのだ
実は、人は自分のウンコが大嫌いなのだ
実は、人は裸が大嫌いなのだ
実は、人はエッチが大嫌いなのだ
実は、人はオス、メスが大嫌いなのだ
実は、人は食べることが大嫌いなのだ
実は、人は肉食が大嫌いなのだ
実は、人は自然食が大嫌いなのだ
実は、人は寝る、歩くが大嫌いなのだ〔ほか〕

著者等紹介

斗鬼正一[トキマサカズ]
1950(昭和25)年鎌倉生まれ。神奈川県立横浜翠嵐高校、明治大学卒。明治大学大学院修士課程、博士後期課程を経て、江戸川大学社会学部現代社会学科文化人類学・民俗学コース教授。明治大学講師。日本と海外を股にかけ、日々フィールドワークを実践。人、世の中、自分という人類最大の謎の探究をめざす文化人類学者。メディアでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

137
いかんせん頭が良くないのでこういうタイトルについつい惹かれてしまうが、中身はタイトルとの乖離があってイマイチ。人間は他の動物と差を作り、自己のアイデンティティを確立したがる生き物なのだという結論はまぁまぁおもしろいんだけど、それにしてもダラダラとその論につながるのかつながらんのかわからん話が多すぎて。。さほど読む必要はない本。2020/01/15

Gin&Tonic

13
「音楽に国境はない」というのはウソだし、「自然のままのみどり」は本当は怖い。/語り口は若干恣意的に感じたが、内容自体はフェアでおもしろかった。視野が広がる。読んで損しない本だと思う。「常識」はそのまま「バイアス」と言い換えられるものなんだな~。2014/11/07

うえ

10
「動物の肉を食べるとは、その肉が自分の血肉となり、自分の体と一体化することだ。つまりその動物の体と自分の体に連続性ができる。…多くの民族がサルを食べるのを嫌悪する。イヌを食べる民族も極めて少ない。多くの民族にとって、生物学的にはともかく、文化的、心理的に人と一番近いのは人類最良の友、イヌ、ネコだ。多くの人にとって家族同然。ということは、動物にして動物でない、人と動物の境界上にいる、実に曖昧な存在ということになる。こんな動物を胃袋に収め消化して、自分の血肉にしてしまったら、人と動物の境界が消滅してしまう」2020/01/09

茶幸才斎

4
畑には野菜は植えるが草は引き抜く。チョウは庭を舞えば愛でるが屋内にいれば追い出す。美味しい料理も手や口の周りに付くと汚い。男は男っぽく女は女っぽいのが落ち着く。虹は7色。犬はワンと啼く。本書は、そうした数々の「常識」「当たり前」に着目し、とかく人は自然を自然なままには受容せず、いろいろ境界線を引いて区別し、整形し、またルールを設け、良し悪しを意味付けること、またその恣意性が民族や文化の相違を生んでいることを明らかにする。ヒトの高度な精神性の所産とも云えるが、平たく云えばノイローゼなんでしょうな、種全体が。2017/11/17

Bon

4
本書は全22講からなり、タイトルはすべて「実は人は~が大嫌いなのだ」だ。(~の部分には、「植物」、「食べること」、「スポーツ」、「子供の誕生」などが入る。)書店で目次を見て、内容が気になったため購入した。全22講共通しているのは、我々は文化のフィルターを通して物事を見ているということ。「常識」や「当たり前」と感じていることは、国境や時代を超えてしまえば、そんな価値観なんて脆く崩れ去ってしまうものなのだ。2014/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8142728
  • ご注意事項