出版社内容情報
エリザベス朝文学におけるエリザベス一世の文学的表象を分析し、文学と祝祭を両輪とするこの時代特有の精神風土を浮かび上がらせる。★文学が祭りと共にあった時代
スペンサー、シドニー、シェイクスピアに代表されるエリザベス朝文学におけるエリザベス一世の文学的表象を通史的に分析し、文学と祝祭を両輪とするこの時代特有の精神風土を浮かび上がらせる。ハイ・カルチャーとロウ・カルチャー、都市と地方、宮廷社会と市民社会、印刷文化と口承文化を地続きで捉え、歴史学研究と文学研究を有機的に融合した第一級の研究書。2017年度福原賞受賞。
序章 「エリザベス崇拝」という神話
第一章 女王であることの困難
第二章 求愛の政治学
第三章 女王陛下のやんごとなき娯楽
第四章 牧歌の女王――最後の結婚交渉とレスター・サークルの反撃
第五章 ロマンシング・イングランド――エリザベス朝の騎士道ロマンスブーム
第六章 芝居小屋の女王様
第七章 疲弊する王権と不満の詩学
終章 祭りの喧噪から文学は生まれる
竹村 はるみ[タケムラ ハルミ]
著・文・その他
内容説明
「栄光の女王」と称えられ、ルネサンス期イングランドに空前絶後の女王ブームを巻き起こしたエリザベス一世の表象を分析し、文学と祝祭を両輪とするこの時代特有の精神風土を浮かび上がらせる。歴史学研究と文学研究を有機的に融合した第一級の研究書。
目次
序章 「エリザベス崇拝」という神話
第1章 女王であることの困難
第2章 求愛の政治学
第3章 女王陛下のやんごとなき娯楽
第4章 牧歌の女王―最後の結婚交渉とレスター・サークルの反撃
第5章 ロマンシング・イングランド―エリザベス朝の騎士道ロマンスブーム
第6章 芝居小屋の女王様
第7章 疲弊する王権と不満の詩学
終章 祭りの喧噪から文学は生まれる
著者等紹介
竹村はるみ[タケムラハルミ]
1968年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(英米文学専攻)研究指導認定退学。現在は立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。