メディアがつくる現実、メディアをめぐる現実―ジャーナリズムと社会問題の構築

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メディアがつくる現実、メディアをめぐる現実―ジャーナリズムと社会問題の構築

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  • サイズ A5判/ページ数 313p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326603084
  • NDC分類 070.14
  • Cコード C3036

出版社内容情報

社会問題の構築主義を取り込んだ理論的枠組で「報道と社会問題」の関係を読み解き、ジャーナリズム研究の新しい視座を示す。

はじめに ジャーナリズムを論じるということ



第?部 社会問題とジャーナリズムを分析する視点



第1章 社会問題研究と構築主義的アプローチ

 1 社会問題への「社会学的」アプローチ

 2 社会問題研究における構築主義的アプローチと日本におけるその受容

 3 社会問題の構築主義の社会学的位置づけ

 4 「社会問題の社会学」のための構築主義



第2章 構築主義的社会問題研究とマス・メディア研究――モラル・パニック論を超える試み

 1 社会問題の社会学とマス・メディア研究の接合

 2 マス・メディア研究におけるラベリング論:モラル・パニック論

 3 モラル・パニック論の限界

 4 現実の社会的構築・構成とジャーナリズム



第3章 構築・構成される「ジャーナリズム」

 1 構築主義的アプローチの応用にまつわる問題

 2 社会的世界における意味の構築・構成

 3 マス・コミュニケーション研究における構築主義的アプローチの展開

 4 コミュニケーションの中から構築・構成される「ジャーナリズム」

 5 社会問題の構築・構成過程における二つの現実



第?部 社会問題とジャーナリズムの構築・構成



第4章 公害・環境問題の社会問題化とジャーナリズム――水俣病事件報道

 1 社会問題としての公害・環境問題

 2 公害・環境問題の社会問題化

 3 水俣病事件に関するマス・メディア報道の展開

 4 公害・環境問題の社会問題化とマス・メディア報道規範の再構築

 5 社会問題をとらえる視角の拡大:「第三水俣病事件」をめぐる報道



第5章 不確実性下におけるジャーナリズム――ダイオキシン問題報道

 1 「不確実な環境汚染問題」としてのダイオキシン問題

 2 ダイオキシン問題報道の展開

 3 ダイオキシン問題報道の転換:ダイオキシン問題報道のもう一つの側面

 4 ダイオキシン問題報道に関する現実の構築・構成

 5 ダイオキシン問題に関する二重の現実の構築・構成、および排除



第6章 論評主体から論評対象になるジャーナリズム――マス・メディアの社会問題化

 1 クレイム申し立ての「対象」としてのマス・メディア

 2 カウンター・クレイム(対抗クレイム)と対抗レトリック

 3 事例分析:小泉元首相の靖国神社参拝問題におけるクレイムと対抗クレイム

 4 社会問題化されるマス・メディア報道

 5 補足事例?:インターネット上で展開する『朝日新聞』批判(世論調査報道を例に)

 6 補足事例?:「分断」するジャーナリズム批判 朝日新聞「吉田調書問題」



第7章 何が「ジャーナリズム」とみなされるのか?――「信頼されるメディア」という現実の構築・構成

 1 はじめに:「ジャーナリズム」の多様な境界線

 2 コミュニケーションに関する「現実」の構築・構成

 3 「信頼されるコミュニケーション」としての「ジャーナリズム」

 4 現代社会における「ジャーナリズム」と信頼



終章 現代社会におけるジャーナリズム、ジャーナリズム論

 1 「ジャーナリズム」の構築・構成過程の変容

 2 マス・コミュニケーション過程をめぐる現実の構築・構成

 3 能動性を持った「大衆(マス)」とマス・メディア、ジャーナリズム

 4 「支配的な大衆」は依然として存在しているのか?

 5 現代のインターネット社会においてジャーナリズム論は成立するのか?





引用・参考文献

おわりに

初出一覧

索引

山口 仁[ヤマグチ ヒトシ]
著・文・その他

内容説明

社会問題の構築主義を取り込んだ理論的枠組で「報道と社会問題」の関係を読み解き、ジャーナリズム研究の新しい視座を示す。

目次

第1部 社会問題とジャーナリズムを分析する視点(社会問題研究と構築主義的アプローチ;構築主義的社会問題研究とマス・メディア研究―モラル・パニック論を超える試み;構築・構成される「ジャーナリズム」)
第2部 社会問題とジャーナリズムの構築・構成(公害・環境問題の社会問題化とジャーナリズム―水俣病事件報道;不確実性下におけるジャーナリズム―ダイオキシン問題報道;論評主体から論評対象になるジャーナリズム―マス・メディアの社会問題化;何が「ジャーナリズム」とみなされるのか?―「信頼されるメディア」という現実の構築・構成)
現代社会におけるジャーナリズム、ジャーナリズム論

著者等紹介

山口仁[ヤマグチヒトシ]
1978年埼玉県生まれ。2001年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、2006年同大学院法学研究科後期博士課程(政治学専攻)単位取得退学。財団法人国際通信経済研究所、財団法人マルチメディア振興センターを経て、帝京大学文学部社会学科准教授。博士(法学)。専門はジャーナリズム研究、マス・コミュニケーション研究、政治社会学、情報社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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