基地の消長1968‐1973―日本本土の米軍基地「撤退」政策

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基地の消長1968‐1973―日本本土の米軍基地「撤退」政策

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302901
  • NDC分類 395
  • Cコード C3031

出版社内容情報

1960年代後半から70年代初頭にかけて米軍の基地再編政策はなぜ(因果関係)、いかにして(プロセス)決定されたのか。

1960年代後半から70年代にかけて、米国は日本本土に所在する米軍基地の大掛かりな再編(整理・統合・縮小)を行った。それは単一の政策ではなく、連続した長期の政策プロセスだった。本書は日本本土、とりわけ首都圏から基地が撤退したことの政治学的意味を解剖するとともに、米国の一次資料を紐解き、沖縄返還の陰にふせられたもう一つの歴史の転回をあぶり出す。

内容説明

一九六〇年代後半から七〇年代初頭にかけて米軍の基地再編政策はなぜ、いかにして決定されたのか。米国の一次資料を紐解き、沖縄返還の陰にふせられたもう一つの歴史の転回をあぶり出す。

目次

序章
第1章 分析枠組―なぜ、誰が、いかにして
第2章 政治化する基地(1968)―日本の視点
第3章 再編計画の始動(1968)―米国の視点
第4章 日本防衛と沖縄(1969)―軍部の視点
第5章 議会の参入(1969‐70)―議会調査権の行使
第6章 決定と伝達(1969‐70)―国防長官の決断
第7章 関東計画へ(1971‐73)―基地の不可視化
終章

著者等紹介

川名晋史[カワナシンジ]
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(国際政治学)。1979年北海道生まれ。2011年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科博士後期課程修了。著書に『基地の政治学―戦後米国の海外基地拡大政策の起源』(白桃書房、2012年、佐伯喜一賞)、『共振する国際政治学と地域研究―基地、紛争、秩序』(編著、勁草書房、2019年、手島精一記念研究賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Willie the Wildcat

69
日米両国の思惑の交錯。『サイミントン委員会』最終報告書は、日本にとっては最大の転機。基地定義の日米間の温度差が、白日の下に晒される。踏まえた『関東計画』は共同使用の名の下、削減ではなく集約。沖縄が、物心両面での”落としどころ”となった感。沖縄返還に伴うどさくさ紛れという印象も、否定できない。NCNDが至る所に滲むかのような日米交渉。一方、筋金が入った上述最終報告書を書き上げた名立たる面々とは、役者が違うかな。戦後75年を過ぎた今、巻末の『本土の米軍基地一覧』を一瞥。Reasonable?考えさせられる。2021/06/26

BLACK無糖好き

24
日本本土における米軍基地再編計画の米国側の政策決定過程を、当時の国防総省、軍部、議会の視点も交え、米国の安全保障戦略と予算制約、基地の政治的受容性の諸要因の政策への影響などを中心に分析している。米国内での夫々の立場での思惑を浮上させることについては十分な研究成果が感じられる反面、著者が"あとがき"に記した沖縄の基地問題の相対化という点では物足りなさもある。分析の対象期間を1950年代からにして、岐阜や山梨の件なども「政治的受容性」の観点から考察に加えても良かったのではなかろうか。些か踏み込み不足感あり。2020/08/24

erechorse

0
とある事情で読んだ。沖縄の米軍基地が話題の中心かと思ったら、日本本土における基地施設の移転問題の話だった。まぁそれ以前は沖縄と本土は平等に基地を負担していたのだから当然の話ではあるが。政治学を専門に勉強したわけではないので解釈はだましだましで、クリティカルな読み方はできないが公開文書だけでここまでアメリカの政策決定者の思考の流れがクリアに読めるのかと言う点については素直に驚きだった。2022/06/13

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