出版社内容情報
ウェルネスツーリズムへの官民の参画が始まっている。癒し効果が人も社会も経済も豊かにする、スマートでエコな業際的システム。その全体像を解き明かす国内初の書である。
◆国内外の保養地の成功事例、国の関連施策も紹介。
◆コミュニティメンバーの健康増進や地域活性化に取り組む行政機関・民間企業必読。
【主要目次】
第1章 地域と観光
観光産業とは
観光産業の経済規模
・観光GDP/経済波及効果
地域にとっての観光産業のインパクト
コロナ禍で変わる観光
コロナ後を見据えた観光の方向性
・持続可能な観光とSDGs
第2章 心身の健康が財政や企業の業績に与える影響と旅行の健康効果
現代の日本社会
健康と財政
健康と企業
・健康経営の効果
旅行の健康効果
第3章 心身と地域を元気にするウェルネスツーリズム
ウェルネスツーリズムとは
・ヘルスツーリズムとウェルネスツーリズム、メディカルツーリズム/ウェルネスツーリズムの市場規模
ウェルネスツーリズムに関連する国の政策
・ニューツーリズム創出・流通促進事業(観光庁)/ヘルスツーリズム(経済産業省)/宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)プログラム(厚生労働省)/森林サービス産
業~新たな森と人のかかわり「Forest Style」の創造~(林野庁)/国民保養温泉地(環境省)/新・湯治(環境省)/温泉利用型健康増進施設(厚生労働省)
企業との連携
・ワーケーション
第4章 ウェルネスツーリズムに取り組む地域(国内)
保養型
・阿寒湖温泉/神戸みなと温泉 蓮
休養型
・栃尾又温泉/竹田温泉群
療養型
・豊富温泉/玉川温泉(秋田県)
第5章 ウェルネスツーリズムに取り組む地域(海外)
保養・休養型
・イタリア/スイス/トルコ/タイ
療養型
・フランス/ドイツ
第6章 ウェルネスツーリズムで心身と地域を元気にするために
ウェルネスツーリズムで心身と地域を元気にするための視点
・地域資源を生かした地域ならではのストーリーづくり/地域の価値の体系化/アクティビティを担う地域の人材の育成・活用
ウェルネスツーリズムを支える仕組みづくり
・地域の価値を伝えるエビデンスの蓄積・共有/デジタル技術の活用
内容説明
国内外の観光客を惹き付ける癒し効果。人も社会も経済も豊かにする旅行形態がデータに基づき明らかに!関心の高まりの背景、実は豊富な国の関連施策、企業との連携、日本と世界の風光明媚な保養地の事例、スパセラピー、健康増進・地域活性化への視点など、ウェルネスツーリズムの全体像を解説する。
目次
第1章 地域と観光
第2章 心身の健康が財政や企業の業績に与える影響と旅行の健康効果
第3章 心身と地域を元気にするウェルネスツーリズム
第4章 ウェルネスツーリズムに取り組む地域(国内)
第5章 ウェルネスツーリズムに取り組む地域(海外)
第6章 ウェルネスツーリズムで心身と地域を元気にするために
著者等紹介
関口陽一[セキグチヨウイチ]
独立行政法人経済産業研究所上席研究員。1991年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2011年、香川大学大学院地域マネジメント研究科修了。1991年、日本開発銀行(現・株式会社日本政策投資銀行)入行。地域企画部、財団法人日本経済研究所出向、四国支店、産業調査部、北海道経済連合会出向等を経て2018年より現職。地域経済活性化に関連する研究、政策提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。