出版社内容情報
別所 直哉[ベッショ ナオヤ]
著・文・その他/編集
内容説明
「データの世紀」において個人データを取り扱う事業者にはどのような規律が求められているのか?コロナウイルス禍対応を含めて現在の問題状況を分析。2020年に改正された個人情報保護法のポイントを詳解。欧州・米国・中国における最新の立法動向をフォロー。ひとつのソリューションとして情報銀行の取組みを紹介。
目次
第1章 憲法と個人に関する情報の保護
第2章 ICT・AI時代の個人情報
第3章 個人情報保護法の外延と欧州・米国の制度
第4章 中国のプライバシーと個人情報保護
第5章 パーソナルデータの利活用をめぐる個人情報保護法の改正と実務の動向
第6章 「情報銀行」の意義と最新動向
著者等紹介
別所直哉[ベッショナオヤ]
1981年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。同年、持田製薬入社(労務、法務・知財、事業開発を担当)。1999年にヤフー株式会社入社。法務部長、法務本部長を経て2018年まで執行役員(法務・知財、広報、政策企画、公共サービス、リスクマネジメント管掌)を務め、個人情報保護法、著作権法、公職選挙法、消費税法、民法(債権法)など数多くの法改正にかかわった経験を有する。2019年10月より京都情報大学院大学教授。2020年4月より紀尾井町戦略研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まさやん510
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個人情報保護に関して体系的に解説したものではなく、①憲法と個人情報保護(別所直哉氏と宍戸常寿教授の対談)、②ICT・AI時代の個人情報保護、③欧州・米国の制度、④中国のプライバシー・個人情報保護、⑤日本の個情法の改正・実務動向、⑥情報銀行に関して各著者がトピックを解説しているオムニバス式の書籍。個人的には、①、⑥が印象に残った(⑥は情報銀行についてこれまで関心を持っていた人には目新しいものはないかもしれないが)。④は、2020年の書籍であることもあり、中国の個情法の制定についてはカバーされていない。2022/01/06