親魏倭王 (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784311300424
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

卑弥呼への「親魏倭王」の制書は蛮夷へ与える格下げ辞令だった?古代東アジア情勢から、倭人伝に書かれた真相を解明する。

目次

卑弥呼と諸葛孔明
漢と倭の交渉
邪馬台国をめぐる国際関係
卑弥呼が倭からもらった辞令
魏は倭人の力をどうみたか
高階遠成が唐からもらった辞令
豊臣秀吉が明からもらった辞令
漢の将軍から宋の将軍へ
中郎将と校尉の変遷
率善中郎将・率善校尉
倭人伝の本文批判の問題
3~5世紀の東アジアと国際情勢
補説 豊臣秀吉に贈られた日本国王の明服

著者等紹介

大庭脩[オオバオサム]
1927年大阪に生れる。1950年龍谷大学文学部東洋史学科卒業。兵庫県三田学園高校教諭、聖心女子大学助教授を経て、1960年より関西大学文学部に勤務、1965年同教授、この間教養部長、文学部長、図書館長、関西大学理事を歴任、1997年定年退職、関西大学名誉教授となる。その後、皇学館大学大学院教授を経て、現在、皇学館大学学長、大阪府立近つ飛鳥博物館館長。1979年9月、『秦漢法制史の研究』により関西大学文学博士となる。1986年6月、『江戸時代における中国文化受容の研究』に対し、昭和61年度日本学士院賞を受く
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感想・レビュー

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hyena_no_papa

3
1995/8/27,2019/8/2に次いで通読3回目。ただしつまみ読みはしばしば。この本では邪馬台国の位置比定など無い。タイトル通り「親魏倭王」という封号を制度史から解説したもの。しかし、読み応えは抜群。たった4文字を考察して200頁の本になる。「倭人伝の本文批判」では「遣使」「建中校尉」とともに、古田氏の「邪馬壹国」説についても取り上げ、やや懐疑的な所見を述べる。「はしがき」の日付が昭和46年3月でありジャスト半世紀前。しかも古田氏の第1書『「邪馬台国」はなかった』刊行の同年であることは興味深い。 1995/08/27

叔嗣(しゅくし)

0
図書館で借りて読んだ一冊。東夷伝の卑弥呼とかに限定した事柄ばかりかと思いきや校尉や中郎将などの法制史や節などにも言及されていて興味深かったです。2013/06/15

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