内容説明
公衆衛生・公園づくり運動などの環境問題、シカゴ世界博・マクミラン計画・都市美運動など景観デザインなど、現代に通じる理念や手法であるアメリカ都市計画の概念の胎動を豊富な図版とともに、詳細に描く。
目次
過去のアメリカの都市計画
第1部 都市計画の先駆要素(衛生改良と景観価値1840~1900;シビックアート1890~1900)
第2部 理想像の誕生(国内初めての総合都市計画1900~1902;都市美の起源1897~1902 ほか)
第3部 開拓期プランナーと彼らの計画(都市美計画―夢と現実1905~1909;都市美計画―過渡的な技芸1905~1909)
第4部 公的企ての新しい領域(社会進歩主義者の挑戦1909;都市計画の誕生1909~1910)
著者等紹介
ピーターソン,ジョン・A.[ピーターソン,ジョンA.][Peterson,Jon A.]
1967年、ハーバード大学にて学位取得(1967)後、ニューヨーク市立大学クイーンズ校・歴史学科にて長年にわたり教鞭をとる。2005年より同大名誉教授。専門はアメリカの都市史、都市計画史、移民史。『アメリカ都市計画の誕生』にて2005年、米国建築史学会スピロ・コストフ賞受賞
兼田敏之[カネダトシユキ]
東京工業大学大学院理工学研究科博士課程社会工学専攻修了、工学博士(1988)。愛知県立大学文学部助教授などを経て、名古屋工業大学大学院工学研究科教授(都市計画学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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