どう考える?ニッポンの教育問題<br> 学歴・競争・人生―10代のいま知っておくべきこと

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どう考える?ニッポンの教育問題
学歴・競争・人生―10代のいま知っておくべきこと

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784284304504
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C0037

内容説明

綺麗ごとばかりじゃすまされない!不透明な将来を生きる君たちへ、学校では絶対に教えてくれない“人生ゲーム”のルールを説明しよう。

目次

第1章 受験戦争がなくならない理由
第2章 学校に埋め込まれた競争
第3章 受験競争の現在
第4章 大人への道
第5章 人生の選択肢
第6章 学歴は世代をつなぐ

著者等紹介

吉川徹[キッカワトオル]
1966年、島根県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院人間科学研究科准教授

中村高康[ナカムラタカヤス]
1967年、神奈川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コウメ

52
日本の大学と海外の大学の教育内容を比べて書いてあった。まず日本がなぜ勉強(受動的)するのか、「とりあえず、より多くの教育を受けた人が能力が高いと考えられ、学歴社会になった。」イギリスの社会学者のロナルド・ドーア教授は、「遅れて近代化を開始した社会では、その近代化のスタートが遅ければ遅いほど、学歴の影響が強くなり、学校今日もその学歴を目指して受験中心主義に傾く」というもの。/欧米の教育は、個別の大学入試ではなく、高校時代の成績や自己推薦書を中心の受験簡単にいえば、日本のAO入試が中心。2019/05/01

きいち

35
競争のルールとして学歴が採用され、大卒側に年収などのメリットが配分されているのが、この社会の実態。そのうえで起こっている大卒層と非大卒層の分断をどうするのか。吉川は、その解決策としての大学無償化に異を唱え、高卒=軽学歴者へのメリット拡大をいう。◇私には、この分断は、社会人になってからの学習意欲の有無と重なって見える。大学の意義を感じないだけならいいのだが、学ぶこと自体あまり意味がないと感じてしまっては、それは、仕事や経験からの学びを非常に小さなものとしてしまう。18歳の選択でそれが左右されるのは避けねば。2017/03/25

おさむ

33
高校生向けなので平易な表現やイラストが多いものの、意外と中身は充実してます。学歴社会は近代化とともに始まった。とりわけ後進国だったアジアは受験競争が過熱しがち。日本は18歳を境に学歴による分断社会になる。大卒と非大卒は相互に交わらず、互いのことをよく知らない。教育格差は古くからの問題であり、いま日本に必要なのは非大卒優遇策である。なるほど、ぼんやりと感じていた今の日本の構造をクリアに示してくれます。2018/04/06

小鈴

13
あなたは日本がこのような社会であることをイメージしていますか。かつての日本社会では親世代の学歴が非大卒層に偏っており、子ども世代の学歴が上昇していった。しかし今は大卒層の親の子どもが大学にいき(大卒再生産家族)、高卒の親の子どもが高卒(高卒再生産家族)で固定化し、高卒親から子どもが大学、大学の親から高卒の子どもという流れは小さい(p200図3)。これを吉川は「学歴分断社会」と言っている。つまり、大卒と非大卒それぞれの固定的な再生産が昨今の親子関係の主流になっているのだ。ではこの格差は是正すべきなのか?2017/03/09

香菜子(かなこ・Kanako)

12
タイトルのとおり、学歴・競争・人生について真面目に解説した良書。でも10代の学生、例えば中学生が読むには少し難しすぎる内容かも。学歴と一言にいっても、中卒、高卒、大卒、大学院卒(修士、博士)と別れているし、実際には学校名によっても違うけれど、学歴が競争・人生において大切なのは間違いないことだから。2018/01/18

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