社会福祉とはなにか―理論と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784284303446
  • NDC分類 369.021
  • Cコード C3336

内容説明

戦後から現代までに培われた日本の社会福祉分野における研究蓄積の中から、重要論稿を精選・収録。社会福祉研究のエッセンスがここに集結。

目次

第1部 社会政策と社会福祉の関係性(我国に於ける社会事業の現在及び将来;社会事業の理論的位置 ほか)
第2部 社会福祉学は成り立つのか(社会福祉学とは何か;社会福祉学の失われた半世紀 ほか)
第3部 社会福祉の政策と技術の統合(社会福祉固有の視点と方法;社会福祉における構造=機能論的理解 ほか)
第4部 社会福祉理論の課題(「日本社会福祉理論史」について;社会福祉における“原理論”の展開と課題 ほか)
第5部 社会福祉とはなにか(社会福祉の争点;「社会福祉とは何か」の今日的意義 ほか)

著者等紹介

岩崎晋也[イワサキシンヤ]
1961年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科社会福祉学専攻博士課程中退。東京都立大学人文学部助手、法政大学助教授を経て、法政大学現代福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

19
戦後、社会福祉とは何かを問いつづけた重要論考を収録した本です。やはり、技術論か制度論かで重要な論考が多かったように思います。また、いろいろな意味でマルクス主義が大きく影響しているのだともわかりました。社会福祉は技術か制度かという論争は、無意味のように思えて社会福祉の本質を捉えるうえで重要だと思います。僕は社会福祉は制度だと捉えていますが、政策主体と運動との関わりで制度は成り立つと思っています。しかし、どの論考も人権を意識したものという視点が提起されており、学ぶべきことだなと思いました。2016/03/21

ブルーツ・リー

6
図書館本ながら、思いがけず専門性の高い本で驚く。 福祉でも、大学院のレベルになってくると、その論点は、資本主義だったり、自由主義だったり、個人主義だったり、まさに、私が純文学の課題としようとしている事が、主題として論じられている。 何事も、根幹にあるものは思想で、特に、福祉の世界の思想では、まさに私が論じようとしているものが、主題として学ばれている事が分かった。 論旨として、資本主義内部に置いて、福祉を生かそうとする、福祉国家のシステムについて述べていた。 資本主義の代替を成す思想という。学んでいきたい。2022/04/23

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