カルロス・クライバー〈上〉―ある天才指揮者の伝記

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  • サイズ B6判/ページ数 476,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276217942
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C1073

出版社内容情報

本書は謎の多かったこの指揮者の生涯の足跡をできるだけ丹念にたどり、本人を直接知る人々から「クライバーの秘密」を多く聞き出すことで、その芸術の源に迫った力作である。


著者:アレクサンダー・ヴェルナー
1961年、カールスルーエ生まれ。大学で文学と歴史を専攻。各種の新聞や雑誌にクラシック音楽について数多く寄稿している。

内容説明

完全主義を貫いた音楽づくりで聴衆を熱狂させた不世出の芸術家の、栄光に満ちた前半生の記録。

目次

1 遅ればせの天才―両大陸での長い修業時代
2 頑固な男―際立ち始める個性
3 不機嫌な男―芸術をめぐる必死の格闘
4 模範的な男―不滅の演奏
5 ワーグナー指揮者―挑戦の地バイロイト

著者等紹介

ヴェルナー,アレクサンダー[ヴェルナー,アレクサンダー][Werner,Alexander]
1961年、カールスルーエ生まれ。大学で文学と歴史を専攻。1991~1995年、「バーディッシェ・ノイエステ・ナハリヒテン(バーデン最新情報)」紙に勤務。1995年以降「シュタントプンクテ(立脚点)」誌に勤務、2000~08年には編集長を務めた。現在はフリーランスのライターとして、各種の新聞や雑誌にクラシック音楽について数多く寄稿している

喜多尾道冬[キタオミチフユ]
1936年、和歌山県生まれ。東京大学大学院でドイツ文学を専攻。中央大学名誉教授。文学、音楽、美術、映画など芸術全般の形象研究、それに芸術と産業社会との関連を研究の対象にしている

広瀬大介[ヒロセダイスケ]
1973年生まれ。1998年、国際基督教大学大学院比較文化研究科・博士前期課程修了。2006年、一橋大学大学院言語社会研究科・博士後期課程修了。博士(学術)。2002~04年ドイツ・ミュンヘン大学に研究留学。専攻は20世紀前半のドイツ音楽史で、特にリヒャルト・シュトラウスの音楽とその社会的関わりを中心に研究活動を行っている。日本リヒャルト・シュトラウス協会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千葉さとし

1
生前からある種神話化されていたマエストロの詳細な伝記、ようやく読みました。その「神話」によってもはや実像は覆い隠されていた感もあり、本書では事実による評伝と脱「神話」化のための検証が同時になされています。そのため、読み慣れるまではすこしやっかいで、かつある程度の知識を前提としている感もあります。そう腐しておいてなんですは(笑)、数少ない活動にもかかわらず20世紀の大指揮者の一人とみなされる彼の、特に来日前の若き日々をこれだけに詳細に知ることができる本書の登場は実にありがたい事です。さて下巻読まなくちゃ。2011/09/25

みゆぽ@恭介最高!

1
伝記の形を取りつつ資料的価値も残そうとしたせいか、枝葉の部分が多くて本筋が見えにくい。そしてとんでもなく訳が下手。日本語として間違ってるせいで意味が分からない、結論がわからないという致命的な文章があちこちに出て来る。それを差し引いてもカルロス・クライバーという魅力的な人物の人生とエピソードにどっぷり浸れる、それだけで幸福になれる一冊でした。2011/06/08

kozawa

1
天才の息子の天才。その生涯上巻。エピソードの面白さ。彼の人間の面白さ。同時代のアーティストたち。カルロス。もっと聞きたい2009/10/24

sakase

0
よーく調べましたね。完読できませんでした。2011/01/25

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