目次
睡眠という現象―本書のあらすじ
ヒトの睡眠
睡眠・覚醒の系統発生
睡眠物質と神経メカニズム
睡眠と脳内の主な神経伝達物質
視床と大脳新皮質
下位脳幹と睡眠・覚醒
視床下部と睡眠・覚醒
オレキシン(ヒポクレチン)と覚醒
前脳基底部と生体時計
レム睡眠とその現象
レム睡眠の発生メカニズム
レム睡眠時の筋弛緩の中枢機序
自律神経系および陰茎の勃起
個体発生と神経系の可塑性
著者等紹介
北浜邦夫[キタハマクニオ]
1944年東京都に生まれる。1968年東京大学文学部心理学科卒業。同大学院人文科学研究科を経て、1971年フランス政府留学生として渡仏。リヨン大学医学部実験医学教室にて研究に従事。1976年フランス国立医学衛生研究所INSERM研究員。1980年フランス国立科学研究所CNRS研究員・神経科学部門・研究員を経て、現在、同研究所リサーチ・ディレクター。リヨン大学理学部統合生理学研究室勤務。理学博士(仏)・医学博士(日)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まぼ
2
図書館本。恒温動物はノンレム睡眠時に体温低下がみられレム睡眠時の体温上昇を起こす。脳の質量は全体の2%でありながらエネルギー消費は20%にものぼる。睡眠が不足すると体温低下が起こらないために脳の活動が停止せず、脳細胞はダメージを受けやすい。具体的には、断眠により眠くなる・注意が散漫になる・作業効率が低下する・周囲に関心がなくなる・幻覚が侵入してくる等の精神的な効果が現れる。 以上のような睡眠の身体への影響について詳細に述べられた本。とても参考になり、自らの睡眠の質について改めて考えさせられた。2017/06/25
may
2
睡眠、覚醒の理論詳細。よい。2016/03/12