内容説明
本書では、子どもたちが「わかる」社会科授業について、(1)「わかる」社会科授業をつくるポイント、(2)見方・考え方を鍛える教材づくりの視点、(3)「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業デザイン、(4)指導展開例、(5)「子どもの育ち」をとらえる評価の工夫、の構成で、具体的な授業モデルを豊富に紹介しました。共通しているコンセプトは、「自分らしさのある、個性のある授業デザインである」ということです。子どもたちにとって身近で、社会が見える教材研究。子どもの思考の流れを追いかけ、成長にこだわる授業づくり。確かな授業理論と教育目標からのアプローチ。価値判断・意思決定によって子どもにつく力を中心にすえた授業デザイン。どれも授業者の「社会科授業観」が見えるものを収録しています。
目次
序章 自分らしさとこだわりのある社会科授業づくりに向けて
第1章 教材研究にこだわる社会科授業づくり
第2章 子どもの思考の流れと一人ひとりの成長にこだわる社会科授業づくり
第3章 教育目標と授業理論にこだわる社会科授業づくり
第4章 価値判断・意思決定による資質・能力の育成にこだわる社会科授業づくり
第5章 自分らしさのある授業に見る社会科授業観
著者等紹介
木村博一[キムラヒロカズ]
1958年和歌山県生まれ。広島大学教育学部高等学校教員養成課程社会科卒業。広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程前期・後期修了。愛知教育大学助手、同助教授、広島大学学校教育学部助教授などを経て、広島大学大学院教育学研究科教授。広島大学附属三原幼稚園・小学校・中学校長(併任)。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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