内容説明
TVでも大人気の「河原流」社会課授業の全てを、1冊に。“社会科の名人”と呼ばれる授業術の全てが、いまここに。
目次
第1章 エピソード(授業のネタ)から歴史の本質へ(「昆布ロードの授業」から歴史学習を考える;エピソードから学習課題の設定;モノ、「歌」教材から歴史の本質へ;多様な授業形態を導入する)
第2章 楽しく学び、「活用・探究力」を培う歴史の授業(時代を大感する;すべての生徒に「活用」「探究」型授業を;「活用」「探求」型授業に関わって)
第3章 「原始・古代」ウソ・ホント?授業(ファーストキスは2時間―歴史を知るということ;石切場の落書き―エジプト文明;弥生時代は平和な時代?―縄文時代と平安時代;心合寺山古墳の主はだれか?―古墳と古代国家の警世;東大寺になくて家の近くの寺にあるモノ―天平文化;エピソードで学ぶ平安文化―平安文化;平安時代って、どんな時代だったか?―平安時代を大観する)
第4章 「中世・近世」ウソ・ホント?授業(義経は、なぜ兄に殺されたのか?―武家政権の誕生;将軍が殺される!―鎌倉幕府と室町幕府の特色;信長は悪いやつか?―織田信長の政策;秀吉は農民の味方か?―豊臣秀吉の政策;地毛?それともカツラ?―絶対王政;舟橋の由来―朝鮮通信使;松尾芭蕉は忍者だったのか?―元禄文化;幕政改革ゲーム―三代改革;アメリカの祝祭日と大統領誕生日―南北戦争)
第5章 「近代・現代」ウソ・ホント?授業(明治維新の諸政策を検証する―政策への投票活動と意見発表を通じて時代を大観;エピソードで学ぶ第一次世界大戦―第一次世界大戦;日清・日露戦争の是非を問う―紙上討論;植民地って何か?―「韓国併合」の授業;満州国は傀儡政権だったのか?―満州事変;なぜ、壕で晴れ着を着ているの?―沖縄戦を自分の問題として考える工夫を;“事項索引”を使って「現代を大観」;歴史川柳づくり―時代を大観)
著者等紹介
河原和之[カワハラカズユキ]
1952年京都府木津町(現木津川市)生まれ。関西学院大学社会学部卒。東大阪市の中学校に37年勤務。東大阪市教育センター指導主事を経て、東大阪市立縄手中学校退職。現在立命館大学、聖トマス大学、関西大学中等部非常勤講師。授業のネタ研究会常任理事。社会系教科教育学会理事・経済教育学会理事。近現代史教材・授業づくり研究会事務局長。NHKわくわく授業「コンビニから社会をみる」出演。NHK教育テレビ「世の中なんでも経済学」「世の中なんでも現代社会」番組委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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