文春文庫<br> 仲代達矢が語る日本映画黄金時代 完全版

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文春文庫
仲代達矢が語る日本映画黄金時代 完全版

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167909321
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0195

出版社内容情報

岡本喜八、黒澤明ら名監督との出会い、高峰秀子、原節子、勝新太郎ら伝説の俳優との仕事、そして現在の映画界について語り尽くす。

内容説明

80歳を超えてなお活躍する役者・仲代達矢。映画史の生き証人ともいえる氏に、岡本喜八、黒澤明ら名監督との出会いから、夏目雅子、勝新太郎ら伝説の俳優との仕事、現在の映画界に至るまでをインタビューした濃密な一冊。文庫化にあたり新章「仲代達矢の現在地」を追加し、大幅加筆。主演時代劇『果し合い』の現場ルポも収録。

目次

序 役者・仲代達矢の誕生
第1章 俳優デビューと『人間の條件』
第2章 黒澤明との仕事―『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』
第3章 京都の撮影所と時代劇―『炎上』『鍵』『股旅 三人やくざ』『切腹』
第4章 仏の喜八―『大菩薩峠』『殺人狂時代』『激動の昭和史 沖縄決戦』
第5章 成瀬巳喜男と木下惠介と女優たち
第6章 海外進出、前衛、左翼、俳優座
第7章 五社英雄と名優たちの情念―『御用金』『人斬り』『闇の狩人』『鬼龍院花子の生涯』
第8章 黒澤明と勝新太郎―『影武者』『乱』
第9章 小林正樹と日本映画の落日―『上意討ち』『怪談』、幻の『敦煌』
文庫版特典1 仲代達矢の現在地
文庫版特典2 “現場ルポ”時代劇『果し合い』での激闘

著者等紹介

春日太一[カスガタイチ]
1977(昭和52)年東京生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

12
PHP新書から発売されたものに、新章を追加し、大幅加筆して文庫化したもの。養成所時代の事や黒澤明、五社英雄、岡本喜八ら監督のエピソード、原節子、石原裕次郎、勝新太郎ら俳優・女優のエピソードが語られています。椿三十郎のラストの血が噴き出すシーンは、それを事前に知っている人が少なかったため、三船敏郎が真剣で本当にやってしまったと周りは驚いたとの事。勝新太郎、三島由紀夫が出演した五社英雄の「人斬り」(続く2019/12/03

nishiyan

10
時代劇研究家春日太一氏による、言わずと知れた名優仲代達矢氏のロングインタビュー。仲代氏といえば俳優座に在籍しながら、小林正樹、黒澤明、山本薩夫、岡本喜八、五社英雄といった名監督の作品に出演。邦画史のまさに生き証人といえる。監督とのエピソード以外にも俳優座同期である宇津井健さんから紹介で勝新太郎さんと知り合い、『乱』を契機に交流が途絶えてしまったこと。その後、時を経ての再会なども語られている。邦画のど真ん中を歩いてこられた方のインタビューなので、インディーズ作品が好きな方には物足りない内容かもしれないかな。2017/11/01

shushu

5
出演作について語るとそれが日本映画全盛期の歴史になってしまうのがすごい。面白かったのは魅力的な女優について尋ねられている箇所。「女優さんってね、全部が全部そうじゃないですけど、「世の中には男と女と女優しかいない」なんて至言を吐いたひともいるくらいで」「名女優といわれる人はやっぱり、小さな幸せ、小さな家族、それは求めないです。」「名女優の人生はそれだけ壮烈な人生です」。2018/09/10

ninni

4
・映画会社専属になると同じ役ばかりで嫌。 ・映画の役柄は監督の生き写し。 ・賞味期限切れの役者になったという言葉に感謝。 ・自分を見る人の目が多かった。仕事のチョイスは我儘に、撮影が始まると一生懸命。 2019/05/23

法水

4
PHP新書版から追加取材や文庫版特典をくわえた「完全版」。小林正樹監督、黒澤明監督、岡本喜八監督、成瀬巳喜男監督、五社英雄監督、三船敏郎さん、三國連太郎さん、萬屋錦之介さん、原節子さん、勝新太郎さんら錚々たる監督・俳優とのエピソードが語れるのはフリーの立場で活躍してこられた仲代さんだからこそ。一方で仲代さんを語る上で欠かせないのは舞台。どんなにお金にならなくても一年の半分は映画、半分は舞台と決めてやってきたという仲代さんの舞台は一度は観ておかねばなぁ(先月やってた舞台も観たかったのだけど見逃した…)。2018/04/30

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