文春文庫<br> 三国志談義

電子版価格
¥815
  • 電書あり

文春文庫
三国志談義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167902841
  • NDC分類 222.043
  • Cコード C0195

出版社内容情報

桃園の誓いから諸葛孔明の死まで――「三国志」を愛する薀蓄過剰な二人が名場面の舞台、登場人物、名句・名言を語り尽くした放談録!

曹操69点、劉備57点、孔明は……?

桃園の誓いから諸葛孔明の死まで――「三国志」を愛する薀蓄過剰な二人が名場面の舞台、登場人物、名句・名言を語り尽くした放談録!

内容説明

桃園の誓いから諸葛孔明の死まで―十代の頃に吉川英治で親しんで六十余年。「三国志」には一家言ある蘊蓄過剰なふたりが「名場面の舞台を訪ねてみたら」「登場人物を採点すれば」「名言至言から学ぶこと」などについてくりひろげる放談録。人生に役立つヒント満載!曹操69点、劉備57点、孔明は…くすっと笑える人物採点表付き。

目次

1 悠久の大地と栄枯盛衰―現地探訪・遺跡への旅(黄河流域;長江流域 ほか)
2 曹操69点・劉備57点…英雄・豪傑を採点すれば(三国以前;三国のトップたち ほか)
3 孔明74点周瑜68点…軍師・謀将を採点すれば(蜀;魏 ほか)
4 水魚の交わり・蟷螂の斧―名言至言から学ぶこと(泰山鳴動して…;白波 ほか)
5 喪を秘して軍を返すや星月夜―俳句と川柳でみる名場面集(桃園の誓い;呂布と貂蝉 ほか)

著者等紹介

安野光雅[アンノミツマサ]
1926年島根県津和野町生まれ。山口師範学校研究科修了。1950年美術教員として上京。教員のかたわら、本の装丁などを手がける。1961年教師を辞め画家として独立。1968年、文章がない絵本『ふしぎなえ』で絵本界デビュー。以降、独創性に富んだ作品や、淡い色調の水彩画の風景などを多数発表。1974年度芸術選奨文部大臣新人賞、ケイト・グリナウェイ賞特別賞(イギリス)、最も美しい50冊の本賞(アメリカ)、国際アンデルセン賞などを受賞

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京生れ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専門取締役、同社顧問などを歴任。1993年『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞、2006年『昭和史』(全二巻)で、第60回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

86
安野光雄が『繪本三國志』を描いたのをきっかけに、半藤一利と行った対談をまとめたもの。この昭和の始めに生まれた二人が、三國志を初めて読んだのが吉川英治の三國志であるとは!その後、お二人は中国の三國志や史書を読まれ、勉強し、中国を何度も訪れ、三國志に出てくる場所を尋ねているから、話は詳しいものの、やはり最初に読んだものが強く影響しているようだ。趙雲なら日本の戦国時代の官兵衛、諸葛孔明なら半兵衛か!とだらだら語るだけの話も、それなりに読んでいて楽しかった。2015/03/08

ヨーイチ

23
著者と題名と厚さで内容の予測はつく。事実その通り。両人とも何度も現地を見ているのが強み。半藤一利と安野光雅が二人でゲームの様な能力判定(強さとか智謀とか政治とかを数値化した物で)をやっているのが可笑しい。正史と演義を区別して話してくれるのは勉強になる。「三国志」由来の成句を論じた章が中々面白く役に立つ。「饅頭」が孔明由来らしいです。小生は初めて知ったのだが、レッドクリフ・赤壁にはチャンと「赤壁」と赤ペンキで書いてあったそうだ、名所に対して感覚が違うというか、スケールがデカイ。おバカッぽさも含めて。2015/05/25

maito/まいと

10
現地を何度も訪れ、知識も豊富なお二人だからこそ、語れる三國志のあれこれ。随所で脱線し(笑)、各分野のナンバー1を決めたり、終いには詩(短歌や俳句)で競い合う(爆)三國志好きが集まった、語り尽くす会、という名の飲み会は、きっとこんな感じなんだろうなあ(苦笑)他作品や他ジャンルでは素晴らしい見識と政断で堂々とお話しをされる半藤さんも、この本ではチャーミングなおじさまに(爆)なかなか見られないであろうトークを存分に楽しんでいただきたい一冊。三國志ファンが描く(であろう)同志の集いが、そこにはあったよ。2015/10/22

Tomoichi

8
画家の安野光雅と半藤一利による題名通りの「三国志談義」。「正史」と「演義」の両方をベースにしているので比較しながらの人物評価は面白い。しかし最後の「俳句と川柳でみる名場面集」下らないので必要なかったかな。安野光雅の絵が巻頭にありますが「絵」は素晴らしいです。2017/03/02

BIN

4
昭和史の半藤さんと画家の安野さん二人のおじいちゃんによる三国志の対話集。脱線しまくりです。戦争経験あるから太平洋戦争も絡ませた話が多い。話題も豊富で、最後の三国志川柳は良い。こんな風に話せる三国志友達が欲しいものです。2017/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9023892
  • ご注意事項

最近チェックした商品