文春文庫<br> 余談ばっかり―司馬遼太郎作品の周辺から

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文春文庫
余談ばっかり―司馬遼太郎作品の周辺から

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167838935
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

もと司馬さん担当編集者が描く、名作に絡む歴史、国民作家の意外なエピソードと興味深い考察満載の歴史痛快エッセイ111編!

あの名作にまつわる、面白いエピソード満載

もと司馬さん担当編集者が描く、名作に絡む歴史、国民作家の意外なエピソードと興味深い考察満載の歴史痛快エッセイ111編!

内容説明

状況さえ許せば、「理屈」抜きの面白い話を作りたくていつもうずうずしていた人なのだ―三十年間、担当編集者として名作誕生の現場に寄り添った著者が、深い敬愛とユーモアをこめて綴る、司馬さんの意外な癖、感嘆すべき人間力。日露戦争、新選組、戦国大名の興味深い歴史余話も楽しい。洒脱なコラム111!

目次

幕末篇(『燃えよ剣』(土方歳三の生涯)の周辺から
『新選組血風録』(近藤勇とその仲間)の周辺から ほか)
明治篇(『歳月』(江藤新平の生涯)の周辺から
『翔ぶが如く』(西郷隆盛と大久保利通)の周辺から ほか)
戦国篇(『梟の城』(痛快無比の忍者小説)の周辺から
『新史太閤記』(豊臣秀吉の生涯)の周辺から ほか)
その他の時代篇(『義経』(希代の名将の実像)の周辺から
『空海の風景』(弘法大師の生涯)の周辺から ほか)

著者等紹介

和田宏[ワダヒロシ]
1940年福井県敦賀市生まれ。1965年、早稲田大学文学部仏文科卒業。同年、文藝春秋に入社。司馬遼太郎氏、吉村昭氏、永井路子氏など、同社出版局で多くの作家を担当した。2001年退社、2002年、筆名賀川敦夫で日本海文学大賞受賞。2013年10月、病気のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

28
司馬さんの元担当編集者が書いたもの。ユーモア混じりのコラムの中、司馬さんがいかに歴史から日本人像をあぶりだそうとしてこられたか、垣間見られて面白かった。読みたい本は「義経」。既存の義経像をぶち壊されるということなので。2014/12/14

まつじん

14
この作者は自分でも書いてますが、良い編集者じゃぁないですね。司馬遼太郎さんにくっついてるだけで役に立ってないなぁ。それとも自分の手柄じみたことはあえて書かなかったのかな?2015/02/14

かんたろー

9
司馬さんの編集担当者の評論集。なかなか現代の政情を皮肉に語られてます。さて、歴史小説で司馬さんの後期にも散見されるので苦言を呈したいのは、ある歴史上の場面を再現するシーンで、当時を記録した古文書を引用すること。しかも、長々と。山岡荘八の徳川家康でも、後半には度々やられておりました。古文が読めれば歴史小説など読む必要は無く、作家が手抜きで原稿量をこなすため、引用を多用するのが憤懣やるかたなく、そんな作家はたちまち嫌いになりました。手抜き歴史小説家の本は焚書したが良いかと。司馬さんファンだったのに残念。2015/07/18

3
面白い。司馬遼太郎ファンにはたまらない内容。長年司馬さん担当だった著者の、司馬さん愛がひしひしと伝わり、読みやすく、トリビア的な情報も満載で、満足度の高い作品。2019/09/26

みつ

3
司馬遼太郎さんは、ひとつの偉大な知性であったと思う。そのような人物に関わったが編集者が見た司馬遼太郎さんのエピソードや司馬遼太郎さんの小説の周辺にある豆知識、司馬遼太郎ファンとしては面白く読めた。通勤電車の中で読むには適当な一冊かも。2016/04/12

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