文春文庫
戦いに終わりなし―最新アジアビジネス熱風録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167773649
  • NDC分類 338.92
  • Cコード C0195

出版社内容情報

インド、中国、シンガポール──。世界中が注目するアジア市場で日系企業が成功するための戦略とは? 経済小説の旗手が鋭く迫る。

内容説明

アジアを制する企業は世界を制す―日本のビジネスマンはアジアでいかなる戦いを繰り広げているのか。中国、インド、シンガポール、ベトナム…。それぞれの地で奮闘する日本企業を、いま最も注目される経済小説の書き手が徹底した現地取材で描くルポルタージュ。この本から、わが国の活路が見えてくる。

目次

第1章 インド11億人市場の誘惑―インドブームの陰で日系企業を悩ます「壁」
第2章 IT大国インドを拒む日本―このままでは日本のIT企業は世界に対抗できなくなる
第3章 株式会社シンガポールの正体―資源のない小国がめざましい発展を遂げたのはなぜか リー・シェンロン首相に直撃インタビュー
第4章 高度成長ベトナムの魔力―世界中から投資を引き寄せる“アジアの新星”の実力
第5章 “親日”タイの大田区町工場団地―日本のもの作りを支えるアジア随一の国
第6章 韓国型経営が生む超格差―サムスン純利益一〇〇億ドル。されど消えない韓国の悩み
第7章 日本大好きインドネシアの凋落―アジアでもっとも親日的な資源大国が抱える弱点
第8章 人民元VSドルの攻防 中国マネー戦争の内幕―日本のバブル崩壊に学んだ中国の狙いは元による世界制覇だ
第9章 中国進出企業の天国と地獄―リスクを乗り越え「世界の市場」を手に入れるためには

著者等紹介

江上剛[エガミゴウ]
1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。本部企画、人事関係、高田馬場、築地各支店長を経て03年に退行。97年第一勧銀総会屋事件に遭遇し、広報部次長して混乱収拾に尽力。02年『非情銀行』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりけい

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2007年頃のサムスンについて詳しく書かれており、そのころの日本の製造業が追いかけようとしていた構図がよくわかった。2013/01/27

ゆっち

0
2007年に取材され、2010年に出版された本のため、今とは状況が変わっている箇所が多々ある。ただし、アジアビジネスに情熱を捧げ、粉骨砕身して働く企業人を描くルポタージュとしては秀逸で読後、すがすがしい気持ちになれる。2012/06/26

G2

0
巷間では企業のグローバル化が盛んに喧伝されているけれど、製造業で海外駐在20年とかの人はその赴任先に骨を埋めるくらいの思いでやっているわけで、覚悟が全く違うと感じた。 海外からの投資を集めるために各国がインフラ整備や教育水準の向上、法制、税制の改正等様々な試みを行なっているのはFTA、EPA、TPPとかと絡めて見ると興味深いかも。2008年の本なので内容はちょっと古い。2011/11/14

Kyo-to-read

0
2010年出版の本だが、2011/10末現在で」、既に状況が当時と変わってしまっている箇所がある。その変化の速さに何より驚く。アジアのビジネスとは正にそういったものなのだろう。2011/11/03

xyaqruewoski

0
著者がインタビューしたインドネシア人が言う「日本人は冷たい」という言葉が心に響いた。確かに利益が最優先されていると思う。しかしパートナーシップというものはそういうものでもないはず。その国を好きになることも重要な要素だけど、日本にも余裕がなくなっているのだと思います。2011/02/05

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