内容説明
告知の衝撃、治療の苦しみ、再発への不安、孤独感―がんとの長い闘病生活において尽きることのない心の葛藤と、患者やその家族はどのように向き合えばいいのか。がん体験者である著者が、精神腫瘍医・内富庸介先生と、がんと心のありようについて、とことん話し合います。自分らしく生きるための心の指針。
目次
サイコオンコロジーについて
告知を乗りこえる
ソーシャルサポートの必要
心のケアの専門家
仲間をつくる
がんとストレスの常識、非常識
副作用と後遺症
代替療法について
医師と患者のコミュニケーション
どこからケアが始まるのか
医療者は癒されるか
再発後の治療
さまざまな悩み
家族のケア
看取りについて
再統合に向けて
心の指針の第一歩
苦悩をよりよく担うために
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
1961年神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。保険会社勤務の後、北京外国語学院留学生として中国に滞在、アジア各地を旅する。帰国後、日常や旅を綴ったエッセイを発表。2001年、虫垂がんの手術を体験、その経験を『がんから始まる』にまとめる
内富庸介[ウチトミヨウスケ]
1959年生まれ。精神腫瘍医。1984年広島大学医学部卒業。米国スロンケタリングがんセンター記念病院にてがん患者の精神的ケアについて研修を受け、現在は国立がんセンター東病院臨床開発センター精神腫瘍学開発部部長。専門は、がんの診断後に生じる落ち込みや不安のケアについて(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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